じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



11月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

 関西大学の喫煙対策。

 他大学を訪れた時には、その大学の喫煙対策、喫煙行為の有無、吸い殻ポイ捨て状況を必ずチェックするようにしている。関西大学というと、どこかのキャンパスで以前いったん全面禁煙を実施したがうまく行かなかったという話を聞いたことがあるが未確認【2013年11月6日の日記に関連記事あり】。今回訪れた千里山キャンパスでは、写真A、Bのように各所に禁煙掲示があるいっぽう、写真Cのような喫煙所が設けられていた。但し来年4月からは全面禁煙が実施されるとのこと。成功をお祈りしたい。
  • A:オープンテラスの禁煙表示。
  • B:トイレの壁に貼られた禁煙ポスター。
  • C:喫煙所。キャンパスのど真ん中にあるが、フェンスで仕切られていて、必ずその中で喫煙するようにと指示されていた。
  • D:2016年4月からの敷地内全面禁煙を目標としているとの掲示。


 ここ数年以内に訪れたいくつかの大学の喫煙対策状況。

2015年11月16日(月)


【思ったこと】
151116(月)理論心理学会公開シンポ(2)心理学の将来のあり方を考える(1)

 昨日の続き。

 まず、素朴な疑問を1つ。今回の日本理論心理学会 第61回大会は、↓の企画説明やポスターなどでも60周年あるいは「還暦を迎えた」とアピールされていたが、日本理論心理学会小史によると、この学会の創立は昭和31年(1956年)であると記されている。であるならば、一周年は1957年、十周年は1966年、でもって六十周年は2016年になるはずである。通常、n周年大会というのは初回からn+1回目の大会のことをいうが、この学会の場合は最初の年に2回の大会を開いているので62回大会が60周年ではないかという気もする。もっとも、上記リンク先では「平成17年に50周年」という記述もあるので、その10年後の平成27年に60周年大会を開くことは整合性があると言える。

 なお似たような疑問は日本質的心理学会10周年についてもあった。なお、日本行動分析学会の場合は、1983年に第1回大会が開催され、2013年の第31回大会




 さて1日目の公開シンポではまず、菅村氏から両日にわたり2つのシンポについて企画趣旨説明が行われた。まず、Mahoneyの言葉を引用し、30世紀の心理学者は20世紀の心理学の本質をどう特徴づけるか、20世紀の本質は何か、という問題提起が行われた。なお、Mahoneyについては菅村先生ご自身の旧サイト【その後こちらに移転】の中に詳しい紹介記事があり、翻訳書としては『認知行動療法と構成主義心理療法 理論・研究そして実践』などが知られている。

 1日目の公開シンポは「将来のあり方を考える」という趣旨であり、
  • 制度:学会・教育機関の役割
  • 名称:【心理学という】学問名としての非機能性についての議論。名称として広すぎないか。
  • 方法:広義の信頼性、再現性、予測性
  • 実践:臨床や教育など実社会での応用性
といった観点が提示されていた。

次回に続く。