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バルコニーが南向きになっているマンションでは、いくら高層であっても、秋分の日前後から春分の日前後までの半年しか、日の出を眺めることができない。理由は、春分の日から秋分の日までは日の出の方位が真東より北側にあるため、地平線から昇る太陽が自分が済んでいる建物の影になってしまうからだ。これは全国どこのマンションでも、バルコニーが真南を向いている限りは同じ。 ということで私の住んでいる所でも秋分の日を前に、日の出から数分後の太陽が見えるようになってきた【日の出の瞬間はまだ見せないが、太陽の方位が昇るにつれて南側に移動するので数分経てば見えるようになる】。 ちなみにこちらの暦によれば、2025年の秋分の日前後の日の出と日の入りの方位は、
なお、以前から、秋分の瞬間というのは、宇宙における位置関係(秋分の場合は地球の傾きと太陽との関係)のことを言うのか、それとも、太陽の光が地球に届くまでの時間を考慮した瞬間なのか疑問に思っていたので、さいきんお世話になってばかりのChatGPTに尋ねたところ以下の回答をいただいた。 とてもよい着眼点です。 結論から言うと、**秋分(春分や至日なども含む)の時刻は「太陽の見かけの位置」を基準に計算されており、その際には光が地球に届くまでの時間(約8分20秒)はすでに織り込まれています**。 ### もう少し詳しく説明すると
なるほど、であれば、日本時間で2025年9月23日03時19分の時刻に太陽が正中する赤道地域では太陽は天頂に見えているが、正確には「8分20秒前に天頂にあった太陽の光が地上(海上)に届いているのが見える」ということになる。 |
【小さな話題】岡山県が一位と言えば?(3)ランキングはあてにならない?/平均余命一位(1) 間が空いてしまったが9月12日に続いて岡山県の話題。 今回は、前回引用した1983年発行の『博学紀行 岡山県』(市川正巳監修、福武書店)のランキングが現在どうなっているのか、比較可能な客観データにChatGPTに再チェックをお願いしてみた。項目は以下の通り。
いい質問です ? 1983年の順位と比べて「今どうなっているか」について、公開されている最新の公式統計や集計を当たって確認しました。結論を先に書くと **「平均余命(女性)」は依然上位、その他(酢・私立幼稚園月謝・理美容品支出・ピアノ)は1983年当時ほど上位にはいないか、順位が変動している」** という状況です。以下、項目ごとに出典付きで短く整理します。
ChatGPTにお願いした調査によれば、そもそも1983年発行の書籍にあったランキング自体に根拠があやしいものがあるようだ。テレビ番組などではとにかく意外性があって面白ければいいという趣旨で「○○の調査結果によれば」と引用されることが多い。確かに「○○の調査結果によれば」という引用は事実であって捏造ではないのだが、その調査結果についての解釈を否定するような「××の調査結果」というのもあるかもしれない。都合のいい調査結果だけをつまみ食いすることがないように自戒したいものだ。 なお、1983年頃からほぼ上位を続けていた項目として『都道府県別にみた平均余命』というのがある。こちらの平均寿命の比較の表では、岡山県の女性の平均寿命は87.673歳で、長野県の87.675歳に0.002歳だけ及ばず2位になっていた。 こちらには、さらに新しい2020年のデータがあり、
次回に続く。 |