じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 12月18日の昼前に生協食堂に行ったところ、日赤のスタッフと思われる男性が、食堂に入る人たちに個別に献血を呼びかけていた。ところが、私に対しては、食堂に入る時も出る時も全く声がかからなかった。ひょっとして年齢制限があるのかと思いネットで検索したところ、男性は69歳まで(但し65歳以上の場合は、60〜64歳までに献血経験のある人に限る)、体重45〜50kg以上(献血の内容による)という制限があることが分かった。私は体重50kg未満にはどうみても見えない。ということはもしや、69歳以上に見られたということだろうか。


2013年12月18日(水)

【思ったこと】
131218(水)私の心が聞こえる?(6)ついに最終回

 テレビせとうち(岡山・香川限定)で放送されているこのドラマが、水曜日で最終回(第30話)となった。

 まず一言で、本当にいいドラマだったなあと思う。こんな素晴らしいドラマがなぜもっと話題にならなかったのか不思議でならない。おそらくその一因は、地デジ番組表やYahoo、TVガイドなどが、間違った概要を伝えていたことにあるのではないかと思わざるを得ない【昨日の日記参照】。このほか、登場人物の関係が少々複雑で、途中から見始めても筋がよく分からないという難点もあったかもしれない【12月10日の日記参照】。

 このドラマの魅力はいろいろあるが、個人的には
  1. ウリの継父役で知的障害を演ずるポン・ヨンギュ[チェン・ボソク]と認知症を演ずる祖母役のファン・スングム[ユン・ヨジョン]の名演技が何よりも光る。この2人が登場しなかったら、このドラマにそんなに感動しなかったかもしれない。とりわけ最終回は、一部カットされていたものの、ヨンギュとスングムが主人公ではないかと思うほどに光っていた。
  2. ポン・ウリ[ファン・ジョンウム]の明るく、前向きで快活な魅力。私が寝たきりになって施設に入った時は、こういう人に介護してもらいたいものだ。
  3. 子役の名演技。子役の3人は、ドンジュ、ウリ、マルが大人になった後でも、公園で遊ぶ子どもたちとして登場しており、現実と過去との回想の重ね合わせがとてもうまく演出されていた。
  4. 初回のあたりで映し出された昭和30年代を思い起こさせる古い町並み。
  5. 園芸を趣味とする私の好みである植物園がロケ地になっていたこと。韓国に旅行することがあったらぜひ訪れたいものだ。
などに特に引きつけられるところがあった。【こちらの人物相関図参照】

 韓流ドラマといえばなんと言っても冬ソナである。しかし、冬ソナは、チュンサンとユジンが再会したところでメデタシメデタシではあるが、その先に想定される結婚生活がハッピーな毎日になるかどうかは甚だ疑わしい。けっきょくあのドラマは、高校生時代の初恋の相手と再会した相手が同一人物であること、その同一性の確認を経て初恋が成就したからこそハッピーエンドなのであって、エンドの後にこれ以上の発展は何も無い。たぶん新婚旅行に出かけても海辺でごろごろしたり、鯛焼きを買って食べたり、ぐっすり寝込んでしまって翌朝に置いていかれても知らない程度の展開にしかならないだろう【←2013年7月26日27日の日記参照】。さらに2人が正式に結婚したとして、お互いにどういう役割を果たしていくのかも心許ない。

 いっぽう、今回のワタココも、最終回で幼年時代の初恋が成就したかような台詞もあることにはあったが【13歳の時、カエルを追いかけてたら、9歳の美女と出会って...ペダルを踏まずにオルガンを...そして...そのチビが大切な宝をなくして・・僕が宝とその美女を・・助けたんだ。その美女がお礼に自分の1番、大切な宝物をくれた。...】、実際には、2人の恋愛は大人になってからのやりとりの中で新たに芽生え、いろいろな経験を経て深まっていった。であるからして、ハッピーエンドの最終回のあとも、この2人が毎日とても楽しそうに過ごし、かつ、お互いの役割をしっかり果たす姿が思い浮かんでくる。だから、冬ソナのようにキスシーンで完結する必要がない。ハッピーエンドがそのまま、ハッピースタートといってよいだろう。

 なお、今回のテレビせとうちの放送は、オリジナル版をかなりカットしていたように思われた。こちらの情報によれば、第29話〜最終話では
  • ジンチョルが動脈瘤で入院するシーンがいくつかある。カット版ではジンチョルの結末は全くわからないままだ。また、最終話で、再び医師となったマルが病院でスングムそっくりのおばあさんを背負うシーンがありそれをヒョンスクが遠くから眺めて微笑む場面があったが、そのあとがカットされてしまったため、なぜヒョンスクが病院に来たのかが分からない【じっさいは、ジンチョルの見舞いのためであったようだ】。
  • 祖母役のファン・スングムがポン・ヨンギュの幼少時代のエピソードを回想する場面。このため、ヨンギュがスングムを背負って歩くシーンへの繋がりが無くなっている。
  • 食事会のあとのウリとマルの会話 「ポン・マルの妹ポン・ウリ。代わりに家族の面倒を見てくれてありがとう」とマル。「ポン・ウリの兄ポン・マル。戻る約束守ってくれてありがとう」とウリ。
ほかにも、全体を通じて相当程度のカットシーンがある模様で、いずれ、完全版DVDを購入して確認したいと思っている。

※おまけ
このドラマで好きになった曲2つ【画像クリック後に音楽が再生されます。音量ご注意】

次回は未定だが、この連載は続く。