じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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2010年版・岡山大学構内でお花見(59)オリーブの花

 花期は一週間足らずであるが、一斉に花を開いた時は南欧の雰囲気が感じられる。なお、ここにあるオリーブは単一品種のため、実は殆どならない。(←全体で数個程度)



6月6日(日)

【思ったこと】
_a0606(日)[TV]最近視たテレビ番組から:5月〜6月上旬編(1)

 5月4日に続いて、最近視たテレビ番組の感想と備忘録。

 相変わらずテレビを視る時間が殆どなく、ダビングしたDVDが溜まる一方。再放送があっても、すでに録画していた番組かどうかさえ忘れてしまって録り直してしまう始末である。以下の1.以外はいずれもダビングしたDVDからの視聴のため、相当古いものも含まれている。
  1. モーサテセカンドライフと19円コーラのその後【6/7早朝】
     セカンドライフと「19円コーラ」の話題を取り上げていた。
    セカンドライフについては2007年6月14日の日記で取り上げたことがあるが、その後どうなっているのか全く知らなかったが、当時注目されていた企業の参入や会員数は、その後は他社の類似市場を含めて、それほど膨らんではいないように見えた。実際に参加したことが全く無いのでその功罪についてはよく分からないが、実体経済に悪影響を与えている投資ファンドなどはみな、ああいう仮想空間に強制移住させ、株式市場のほうはあくまで、各企業の現時点での価値を反映した株価と、実際の利益に基づく配当金を基本として取引されるよう、健全化をはかりたいものである。
    いっぽう、トライアルというスーパーがPB(プライベートブランド)商品で販売していた19円コーラはその後、15円までに値下がりしたあと、最近では25円となっており、近隣の競合店でも同じくPBコーラを25円で販売していることが判明した。全国的に見られた「価格破壊」現象については、値上がりしたり、下げ止まり安定となっている商品が多く、デフレ脱却の一端を示しているようにも見えた。
  2. みんなでニホンGO!“人”という字は一人ぼっち?【5/20放送分】
    「金八先生」のドラマにインプリンティングされてしまって「『人』という字は人と人が支えあってできているんだ」と思い込んでいる人が多いという。しかし、あれはもともと、新渡戸稲造が俗説であると断った上で、『世渡りの道』の中で、「人という字はニ本の棒より成り、短い方が長い方を支えている。両者は支えつ、支えられつして、人という字を構成している」と述べたことに由来しており、甲骨文字では、一人の人間が左向きに立っている姿を横からから描いた形であるという話題を取り上げていた。「武」という字についての「戈を止むるを武となす」というのも俗説で、もともとは「戈」と「歩」で進軍する様子を表しているということであった。
    漢字の文字学的な起源を無視して教育現場で俗説を流布することの是非について考えさせられた番組であった。
  3. 美の巨人たち重森三玲 庭園「東福寺方丈八相の庭」【6/5放送】
     東福寺の市松の庭がカンディンスキーと関連がありそうなこと、松尾大社庭園が遺作となったことは初めて知った。
  4. ためしてガッテン史上最強!ダイエット 失敗撲滅スペシャル【5/26放送】
    この番組、以前はけっこう科学的な検証を重視していたように思っていたのだが、今回の内容を見る限りは相当に変節しており、俗説や個人体験の紹介に終わっているような印象を受けた。なおダイエットに関しては でそれぞれ批判的に取り上げたことがある。サイエンスZERO大科学実験など、実証性を重視した教養番組が増えているせいだろうか、「ためしてガッテン」のレベルの低さが気になるこの頃である。
不定期ながら、次回に続く。