じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡山大学構内のお花見(5)長寿チューリップ

岡大七不思議の1つ(←長谷川が勝手に選定)、長寿チューリップが今年も花を咲かせた。名前の通り、同じ場所で何年も花を咲かせており、推定年齢は10歳以上。といってもおそらく球根本体は分球により更新されているものと思う。

過去の記録は以下の通り。
 ちなみに、6年前の2002年4月10日の写真には、木立性ローズマリー、アネモネ、ディモルフォセカ(オステオスペルマム)、アイリスなどが写っている。他の多年生植物もこぞって長寿であるようだ。



4月13日(日)

【ちょっと思ったこと】

アイスランドはなぜ豊かな国なのか?

 休日を利用して、早春のアイスランドのアルバムサイトのうち、レイキャビク市内の写真をこちらに追加した。

 リンク先にも記してあるが、アイスランドに着いたのは深夜であり、外の景色を眺めることができなかった。最初に目にしたのは、翌朝、ホテル前の海外から眺めたこういう風景。第一印象としては、まさに地の果ての国、ずいぶんとへんぴな所に来たもんだなあという感じであった。

 もっとも、4番目の写真にもあるように、街の中心部には高級住宅街が並び、ショッピングモール内も大勢の家族連れで賑わっていた。

 じっさい、アイスランドのGDPは、国全体では159億米ドル(2006年、世銀)一人当たり国民総所得(GNI)は50,580米ドル(2006年、世銀)にのぼっているという。ちなみに、日本の一人当たりGNIは、外務省資料(出典:世界銀行2005年)によれば、38,980ドルで世界9位。この時のアイスランドは46,320ドルで世界5位になっている。

 いまリンクしたキッズ外務省>世界いろいろ雑学ランキング には、アイスランドの特徴を示す面白いデータがい2つほど掲載されている。  また、ウィキペディアの当該項目では
  • アイスランドは地理的に孤立していることもあり、ここ100年の人口推移はわずかな移民と世代交代による増加があるのみ。2001年時点の出生率は14.4‰、死亡率は6.1‰、乳児死亡率2.4‰。平均寿命は男性78.0歳、女性81.4歳であり、世界第8位である。男女の平均寿命の差が小さいことが特徴。
  • 冬場は極夜となることなどから、外出は少なくなり、家にこもり読書に耽る人々が増える。そのため、1人あたりの書籍の発行部数は世界的に見てもかなり多い。
などの特徴が記されている。

 このほか、美人が多い(人口が少ない割に美人コンテストの優勝率が高い)、男性が長生きする(男性の平均寿命世界一というデータもあり)などもよく聞く話である。




 私が素朴に感じる疑問は、なぜアイスランドがこのように豊かな国を保てるのかということであった。アラブ産油国のように莫大な地下資源を輸出しているわけではない。地熱発電を利用したアルミニウム精練が主要産業に数えられているが、実際に通りかかった工場では、そんなに多くの従業員が働いているようには見えなかった。

 いまも述べたが、地熱発電や、温泉が暖房ができるということは確かに大きな強味になっていると思う。とはいえ、電気や温泉水を輸出しているわけではない。外国から食料や日用品の大部分を輸入するためにはそれに見合った何らかの輸出があってこそ均衡が保てるはずだと思うが、そのあたりがよく分からない。金融資産が多いということなのだろうか。

 アイスランドは軍隊を持たない国としても知られている。軍事費の負担が少ないことが民生面を豊かにしていると考えることもできそうだが、そうは言っても、警察や沿岸警備隊は完備しており、軍への格上げを主張する政党もあるという。平和維持活動にも積極的でありSFOR、KFOR、ISAFにも人員を出しているというから、相応の支出をしているようにも思われる。

 住み心地が良いのであれば人口が急増し、それに見合った雇用の確保も必要になってくるように思えるが、実際にはそういう問題はあまり起こっていないようだ。ネットで検索した限りでは、アイスランドの人口は、1950年には15万人、2005年に30万人、2050年予測では37万人となっているが、この程度の人口規模であれば何とかまかなえそうな感じだ。

 ということで、調べれば調べるほど、なぜ豊かな国であり続けることができるのか、謎が深まるばかりである。少なくとも言えることは、日本とは、人口の規模や地政学的条件があまりにも違い過ぎるということ。よって日本がアイスランドをそっくり見習っても、同じような豊かさは実現できないであろうということだ。