じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 文学部西側花壇のチューリップ。昨年4月11日の日記にも書いたように、ここに咲いている赤花のチューリップは、球根を植えてから7年目以上となる「長寿チューリップ」である(今年は、赤以外の球根を若干植え込んだ)。なお、今回は夕方撮影したため、西日の方向(左方向)に花がやや傾いている。ヒマワリばかりでなくチューリップも太陽の方向を好むようだ。念のためネットで「チューリップ 太陽の方向」というキーワードで検索したところ、チューリップは暴れん坊など、興味深い記事が見つかった。いっぽう「長寿チューリップ」というキーワードでは実質2サイトしかヒットしなかった。


4月14日(木)

【ちょっと思ったこと】

四桁数字記憶の恐怖

 先日、新しく入会したクレジットカードで買い物をしようとしたら、暗証番号をボタン入力してくださいと言われた。そう言えば、このカードはICチップ付きである。申込み時に番号を登録した記憶はあるのだが、私が使っている複数の暗証番号のうちのどれであったかが思い出せない。入力を3回連続して間違えるとカードが使えなくなるということだったので、サインで代替ということにさせてもらった。

 このことに限らず、各所で4桁数字が物を言う。先日訪れた某ホテルや温泉では、金庫や貴重品入れの施錠はすべて4桁数字の入力で行われることになっていた。但し、そこには「キャッシュカードと同じ番号は絶対に使わないでください」という注意書きがあった。と言われても、そのつど新しい番号を入れていたのでは到底覚えきれない。

 認知症の始まりというわけでも無いとは思うが、最近では、電話番号や車のナンバーがなかなか覚えられなくなった。自分の車のナンバーも、買い換えるたびに覚えにくくなっていく。自転車のダイヤル式チェーン錠も同様で、最近は覚えるのが面倒なため、キー差し込み式の錠前しか使っていない。

 では、何かよい記憶方法は無いものだろうか。

 ホテルや温泉の番号の場合は、その日しか使わないので、日付と特定の固有数値を足し合わせるという形でそのつど番号を変えることができる。例えば、固有数値を98というように決めておき、4月14日に利用する場合の暗証番号は「0414+98=0512」というように計算して使うことにする。但し、このやり方では日付が0101から1231まで365通り(閏年は366通り)しか変化せず、しかも千の位が0か1の2通りにしかならず見破られやすい。もう少し大きめの固有数値にしておいたほうが無難かと思う。

 クレジットカードの場合は、そのつど番号を変えるということができない。といって、カード別に異なる番号を決めると記憶が混乱してしまう。けっきょくのところ、カードを作りすぎないという形でしか対処できそうにもない。




世界最大の迷宮都市

 夕食時にNHK世界遺産の旅「フェズ旧市街の前半を視た。世界遺産といっても、建造物のたぐいには全く興味を持てない私であるが、今回紹介された世界最大の迷宮都市はなかなか見応えがあった。ああいう狭い路地裏は一度は訪れてみたいものだ。

 治安のほうは大丈夫だろうかと思ったが、外務省の海外安全ホームページには、フェズに関する危険情報は出されていない模様。最近、北アフリカ最高峰ツブカル登頂ツアーが何本か出ているが、このうちATS社企画旅行はフェズで一泊する日程となっている。但し、今年は5月と9月末出発のため、私の場合は到底参加できるような時期ではない。

 街全体が登録されている世界遺産としては、昨年夏にポトシスクレを訪れたことがあるが、京都あたりの、普通の街の中にあるスポット的な文化財とは違って、そのスケールの大きさには驚嘆したものである。但し、それぞれ数時間程度の観光であったため、本当の生活に触れることはできなかった。フェズの場合も、どうせ訪れるならば、旧市街の民家に短期滞在できるような旅をしてみたいところだ。