じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 毎年、この日記に掲載している写真の中から「今年の一枚」を選んでいる。今年は、クジャクサボテンの中のカエルの写真に決定した。この写真は
  • 植物と動物の共生
  • 生き延びるための最適の環境を構築しよう
  • いっけん住み心地良さそうだが、補色関係で目立っていることに気付いていない。
といった、いろんな意味に解釈できる。

 なお、2002年から2004年の「今年の一枚」は↓からどうぞ。



12月31日(土)

【ちょっと思ったこと】


ヒマラヤ三昧の大晦日

 大晦日の夜は、たまたまチャンネルを合わせたBS朝日で
  • 18時〜20時:ヒマラヤ最後のロマン 雪男の謎に挑む! イエティ捜索隊66日間の記録・特別完全版
  • 20時〜22時:70歳・三浦雄一郎の挑戦!エベレスト制覇への全記録【初回放送は2003年】
という番組をやっており、合計4時間もテレビを視てしまった。

 雪男に別段ロマンを感じているわけでもなく、また三浦雄一郎氏のファンでも無いのだが、とにかくデジタル放送で精細に映し出されるヒマラヤの光景は、実際にそこを歩いているかのような迫力がある。しかも、私自身があそこと似た風景を実際に歩いたことがあったので、あの場所ではどんな空気を感じるのか、体がどんな具合になるのか、想像できた。

 前半のイエティ「捜索」現場は、ダウラギリの近くの山域であり、6000メートル級の雪山が間近にそびえていた。かつて小野田寛郎さんの投降の段取りに貢献した鈴木紀夫さん遭難の地でもあった。このあたりの風景は、1年前に訪れた東チベットに似ているところがあった。

 後半の三浦雄一郎氏のエベレスト登頂は、ネパール側からの登山であった。ルクラからタンボジェまでのコースは、良く知られたトレッキングコースになっており、私も28年ほど前に歩いたことがあった。あの時のルクラ飛行場は、石ころの散らばった学校のグランドのような所であったが、今はアスファルト舗装されていて離着陸しやすくなっているように見えた。

 三浦氏の登頂コースは、シェルパが設営した安全なルートをロープにつかまって歩くだけであり、高所順応さえうまくいけば私でも登れそうな感じがした。テントや食事にも相当のお金をかけており、その分、ベースキャンプに戻ってからわざわざサントリーのウィスキーを飲むなど、スポンサーへの配慮も不自然なまでに映し出されていた。そうは言っても、資金が無ければあそこには登れない。それよりも、70歳という最高齢で登頂を果たし、さらに2008年に75歳で再登頂を目ざすための、日々の鍛錬を称えるべきかもしれない。いくらお金が集まっても、自分自身の絶え間ない努力なしには夢は実現しないからだ。






年末年始のSPAMは大迷惑

 年末年始になっても相変わらず毎日100通を超えるSPAMが飛び込んでくる。中味も表題も見ずに一括削除しているので、誰がどういう意図で送りつけてくるのかは把握していないが、とにかく迷惑千万このうえない。SPAMを発信するヤツというのは、1000人、あるいは10000人に一人でも罠にはまって返信する人さえあれば、残りの999人、あるいは9999人が如何に迷惑であっても構わないという考えで日々、迷惑行為を繰り返している。

 法的には処罰されないかもしれないが、いずれ、自分たちのやっていることが如何に虚しいことであるか、人生の貴重な時期をそういう有害無益で何の存在価値もないことに費やしたことを必ず後悔するだろう。

【思ったこと】
_51231(土)[一般]2005年を振り返る(後編)


 昨日に引き続いてこの1年を振り返ってみたい。今回は7月から12月まで。
  • 7月大学施設のアスベスト恐怖
    【その後の調査で、私の職場でも、教務係、庶務係、印刷室などの天井にアスベストの吹きつけがあることが確認された。但し飛散が無いという理由で特別の措置は施されていない。その場所で一日中仕事をしておられる事務職員の方々の健康が若干気になる。】
  • 8月私が首相なら、小泉さんと同じことをしていたと思う
    【郵政民営化に関しては私個人は消極賛成論者であるが、とにかく8月の時点で私が予想したシナリオ通りに事が進んだようだ。】
  • 9月宗教やセラピーとしての阪神タイガース
    【阪神タイガースが2年ぶりにリーグ優勝を果たしたが、2年前に比べると盛り上がりに欠けたように思う。20年に一度くらいでないと、「最下位の屈辱にじっと耐え、努力を重ねていけば遠い将来、阪神優勝という夢は必ず実現する」という希少価値が損なわれるのかもしれない。】
  • 10月やっぱり後期のほうが楽
    【今年は諸般の事情で、担当授業コマ数が年間18.9コマとやたらに多くくたびれたが、後期は連休が多くてそれほど苦になっていない。もっとも1月に入ると、卒論指導に加えて、今年度から新課程の修論指導が増え、かなり大変になりそう。】
  • 11月株式投信は儲かるか
    【今年の株価は年初来4割前後値上がりしたという。今年に限っては、「株式投信は確実に儲かる」ことが真であったと言えよう。しかしどうかなあ、こういうことに熱中することで利益を得る分と、そのために失われた時間を天秤にかけた時、もう少し別のライフスタイルは無いものかと疑問に思う個人投資家も居るはずだ。】
  • 12月新型インフルエンザの謎
    【世界的に右上がりの経済発展が続いているようだが、2006年に深刻なリスク要因があるとすれば、まずは新型インフルエンザだろうなあ。また、最近では抗生物質に耐性のある病原菌も増えているとか。何事も起こらなければいいのだが。】
 ということで2005年のWeb日記はこれにて終了。2006年が良い年でありますように。