じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 各地から大雪のニュースが伝えられているが、岡山でも12月22日の朝に珍しく積雪があった。積雪自体は大した量ではなかったが、氷点下の寒さが深夜1時台から午前9時台まで続いていたため、アスファルトの道路も真っ白に凍結した。

 写真は雪をかぶったバラ(12月18日の日記参照)と四季咲きラベンダー。



12月22日(木)

【ちょっと思ったこと】

新型インフルエンザの謎

 12/19の日記書き日記に新型インフルエンザのことをちょっとだけ書いたところ、いつもお世話になっている、どどどさんから、インフルエンザのワクチンに関して貴重な情報をいただいた。ワクチンをつくる前半過程の「弱毒化した株を作る」部分は「従来の約1000倍の効率で合成」する方法が開発されたとか。但し、
後半の卵を使っての量産は、現状は(病気をした事が無い鶏の生む卵が必要なため)...まだまだ(生産量、生産に要する期間とも)限界が低く、「当たり」の確率が低いうちに量産に使ってしまうと、はずれた場合に困るので
という理由で、見込みだけで大量生産はできないらしい。

 ところで、昨晩の散歩中、このことに関して妻が新たな疑問を持ちだした。

●鳥インフルエンザは暑い国で発生しているのに、どうして、新型インフルエンザは冬に警戒しなければならないの?

という疑問であった。

 こちらのニュースにもあるように、12月16日時点で、2004年12月以降に鳥インフルエンザで人への感染が確認されているのはベトナム、タイ、インドネシア、中国、カンボジアの5カ国。確かに、暑くて湿気が多い地域が発生源になっているように思われる。

 また、もしそれらの地域からのウイルスが、渡り鳥によってもたらされるとするならば、そういう鳥たちが日本にやってくるのは春になってからのことだ。冬に日本にやってくるの、シベリアなどから寒さを逃れてやってくる鳥たちに限られているはずだ。

 もっとも、一般にインフルエンザというのは、寒くて乾燥した空気の中で流行しやすいと言われる。人から人への感染は、気管支系がダメージを受けやすく、またウィルスが飛散しやすい冬に多くなりやすいのだろう。

 であるとするなら、いま現実に発生している「鳥インフルエンザ」を警戒することと、秒読み段階に入ったとされる「新型インフルエンザ」への警戒は全く別物と考えたほうがよいのかもしれない。ひょっとすると、「新型インフルエンザ」は、もっと寒い地域、東アジア北部(日本も含まれる)や東欧地域で第一号が発生するのではないだろうか。