じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] サルスベリいろいろ。サルスベリは普通、隔年で見事な花をつける。昨年7月28日の日記「オモテ年」にあたっているのか、日照りが続いているせいかよく分からないが、今年はサルスベリが例年以上にいっぱい花をつけていると書いてあったので今年は「ウラ年」にあたるのではないかと思っていたが、予想に反して昨年並みの開花となった。写真右は2004年の写真。


7月25日(月)

【ちょっと思ったこと】

大学施設のアスベスト恐怖

 全国で中皮腫死者の報告が相次いでいる。いずれも、アスベストが原因と見られるが、今のところその被害者は、大量のアスベストに晒される仕事に長期間従事した人たちに限られているようだ。しかし影響には個体差がある。自分の身近なところにアスベストは無いのか、もしあった場合にどの程度危険なものなのか、正確な情報を知りたいところである。

 アスベストの恐怖については2002年4月1日の日記で取り上げたことがある。その時に引用した早大理工学部の村山教授らのグループによる被害予測では、悪性胸膜中皮腫の男性死亡者数は2000〜2039年の40年間に約10万人になると言うから大変なものだ。

 2002年4月1日の日記にも書いたように、われわれ一般人も、公共施設に出入りすることでごく微量のアスベストに晒される恐れがある。また、私の場合は、大学・大学院時代に利用していた地下実験室などが結構危うい。いま使用している研究室なども天井裏などはどうなっているのか分からない。中学や高校の体育館などもアスベスト吹きつけが行われていたような気がする。そして、万が一「アスベストが見つかりました。さっそく除去工事をします。」などと言われたとしても、これまで何十年かに吸い込んだ分を取り除くことはできない。

 最後にGoogleで検索した関連記事をいくつかリンクしておきたい。




ニッケル水素電池の恐怖?

 7月25日の朝、福岡市城南区の郵便局で、男性が窓口に持ち込んだ郵便小包を職員がカゴに入れたところ、数分後に突然、大きな音とともに破裂した。警察の調べによると、郵便小包には、充電用の単2の電池6本を組み込んだバッテリーが3セット入っており、「ネットオークションに出品し、買い手が決まったので郵便小包で送ろうとした。」ために持ち込まれたものであることが分かった。この充電用の電池は、ニッケル水素電池と呼ばれるタイプのもので、業界団体などによると、「何らかの原因でショートや漏電すると、電池の中の電流を流す電解液が異常な化学反応を起こして水素ガスが大量に発生し、破裂することもある」という。【以上、NHKニュースからの抜粋引用】

 このニュースで怖いと思ったのは「ニッケル水素電池による事故」という部分である。私が使っているデジカメは、単三型のニッケル水素電池2本を使うことになっており、海外の山登りに行く時などは途中で充電ができないためあらかじめ充電した10本程度を持ち運ぶことになる。

 ニッケル水素電池は他にも用途はいろいろある。日本で購入した玩具のバッテリーを、上記と同じような形で航空機に持ち込む乗客も居ると思うが、飛行中に破裂事故が起こったらたまったものではない。かといって、一律持ち込み禁止にされても困るなあ。

 余談だが、アサヒコムのニュースによれば、この郵便小包は「EXPACK500」であったそうだ。この小包については2003年12月12日の日記で取り上げたことがあった。「次のものを入れて送付することはできません。信書/現金・貴金属等の貴重品/爆発物・毒劇物などの危険物。」という注意書きがあるようだが、ニッケル水素電池は爆発物に含まれるのだろうか。