じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真]  大学構内の空き地にヤギが出現した。なんでも、雑草をどのくらい食べるかという調査研究をしているらしい。大学構内の除草に動物を使う意義については などで取り上げたことがある。今回の調査研究により、大学構内各所でヤギを飼うようになればまことに喜ばしいことだ。



11月19日(土)

【ちょっと思ったこと】

今年の大学祭の特徴

 岡山大学では11月の19日(土)から21日(月)まで大学祭が開催される。

 一部大学では実行委員会のメンバーが集まらず大学祭休止に追い込まれている現象が起きていると聞くが、岡大では、内容はともかくとして毎年盛大に行われている。イチョウ並木や楷の木の紅葉・黄葉が美しい時期でもあり、地元の人たちも大勢来られているようだ。

 今年の大学祭の特徴は、一言で言えば休講が多いということだ。大学祭の日程は、文化の日もしくは勤労感謝の日の前後に設定されることになっているが、今年は、文化の日が木曜日、勤労感謝の日が水曜日にあたっているため、どのように設定しても平日を含まないと3日連続が確保できない。しかも、大学祭前日午後は会場設営、大学祭翌日は後片付けのため休講とせざるをえず、けっきょく、今年度は、11月18日(金)午後、11月21日(月)、11月22日(火)の2.5日分が休講となってしまった。なお、来年は11月3日が金曜日、再来年は11月23日が金曜日というように、文化の日と勤労感謝の日のいずれか1日が金曜日または月曜日となるので、「金土日」または「土日月」という3連休を大学祭開催日に充てることができる。今年のように3連休がとれなくなることは2010年まで無い。

 このほか、今年は寒気が居座っている関係で、朝晩の冷え込みが厳しい。大学祭会場では深夜のイベントは一切禁止されているが、模擬店テントに泊まり込んで夜を明かす学生も居ると聞く。防寒が不十分なために体調を崩すことのないように願いたい。

 ちなみに私自身は、1日目(土)は研究室で通常業務、2日目(日)は少しだけ顔を出し、3日目(教職員は通常勤務日だが、私自身は代休日)は天気が良ければ県北に行こうかと思っている。




最も希有な天文現象は流星雨かも

 今年のしし座流星群は、活発な出現予想が出ていないほか、満月直後の月の影響が最悪ということもあって、けっきょく11月17日の朝に1個しか目撃することができなかった。18日の早朝は曇り、19日は月明かりの影響大で観測不可能。

 この日記でも何度か書いているが、天文マニアが一生に一度は見たい天文現象としては、皆既日食、巨大彗星、流星雨、オーロラがあるが、流星雨というのは、その中でもきわめて珍しい現象であると思う。

 皆既日食の場合は、2〜3年に一度くらいの割合で世界のどこかで観測できる。たまに曇られても、次のチャンスがある。オーロラのほうも、小規模のものでよければ高緯度地方に旅行することでかなりの確率で見物できる。巨大彗星はいったん出現すれば、1カ月程度は毎日のように見られる。その点、流星雨は、真夜中に外に出ていても確実に見られるというものではない。また、いかにダストトレイルとの巡り合わせがよくても、月明かりで邪魔されることがある(←流星は空気と摩擦によって起こる現象だから、宇宙船で観察するわけにもいかない)。そういう意味では2001年11月19日の流星雨を見られたことはまことにラッキーであった。