じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

9月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

[今日の写真] ジニア。百日草(ainnia)に由来する名前だが、花屋さんでは通常、この小花種をジニアと呼んで区別している。霜で立ち枯れするまでずっと咲き続ける。


9月18日(木)

【ちょっと思ったこと】

ロミオとジュリエット

 テレビの番組表を眺めていたらNHK衛星でこの日の夜に「ロミオとジュリエット」 (1968年イタリア、フランコ・ゼフィレッリ監督、オリビア・ハッセー & レナード・ホワイティング)を放送する予定であることが分かった。我が家では衛星放送は視られないが、この映画のビデオなら、以前に録画しておいたものがある。何となく懐かしくなって終わりのほうだけ再生してみた。

 この日記にも何度か書いたことがあるが、私は高校生の頃、渋谷の東急名画座(東急文化会館内)で月に2回は映画を観ていた。その頃の入場者の投票で1位と2位を争っていたのが、この映画と「卒業」であった。ロミオとジュリエットの映画は他にもあるが、私はこれ以外は観たいとも思わない。1999年11月28日の日記に書いたことがあるが、少なくとも私の場合、1つの原作について映画化(あるいはTVドラマ化)された作品が複数あったとしてもいろいろ比較してみたいとは思わない。最初に見た作品でそれなりに感動が得られればもうそれでよし。別の作品を見ることはかえって最初の感動を風化させてしまうような気がする。私の人生でも最も感受性の高い頃に観た映画ということもあり、感動の大きさは最高レベル。今まで観た映画の中から1作品を、と言われたら、これを選ぶことになるだろう。

 しかし、結婚20年も経ってみると、あれはあくまで恋愛を描いた映画であって、結婚生活はああいうものでないぞ、としみじみと思う。恋愛と結婚にはいろいろなパターンがあり、あまり大した恋愛をせずに結婚するカップルもあれば、熱烈な恋愛だけに終わってしまうカップルもある。最終的に悲劇に終わっても、その直前までの恋愛の価値が変わるわけではなかろう。

 私の高校は男女共学であったので、校内でも評判になるほど仲の良いカップルというのが何組かあった。30年以上経ち、夫婦とも有名人になったカップルもあったし、中学時代からずっと交際していたのに結婚から4〜5年で離婚してしまった人たちもいる。結婚と恋愛は別物だと考えれば何ら不思議ではあるまい。

 結婚生活が長く続いて冷めきってしまっても、何かのきっかけで恋愛が始まるということはあると思う。一番おこりうるのは、どちらか一方が不治の病にかかってしまった時、あるいは家族に災難がおこった時。夫婦の強い絆でそれらを克服するというような場合には、おそらく、日常の夫婦愛とは違った、恋愛に似た感情が生まれてくるのではないかと思う。




高地トレッキングでもコレステロール減らずガッカリするわたし

 9月3日の日記で、職員定期健診(8/6実施)の結果
  • 腹部超音波で脂肪肝の疑い(4年連続)
  • 高コレステロール血症 255(昨年は257)
  • 高LDL-CHO(悪玉コレステロール血症) 189(昨年は193)
という毎年おなじみの3点セットをもらい呼び出しをくらったことを書いた。その後、再度行った血液検査の結果が帰ってきた。

 2002年9月22日の日記に書いたように、昨年夏は、東チベットでの高所体験後すべてが正常範囲に減少するという好結果があったので、今回もボリビア・アンデス旅行後は十分な成果があると期待していたのだが、それに反して、
  • コレステロール 275
  • 悪玉コレステロール 205
という過去最悪レベルの結果になってしまった。私の場合、飲酒喫煙の習慣が無く、日々の食生活をこれ以上改善することは難しく、毎朝と夕食後もきっちりと散歩していることなどから、今回は、ついに自力の改善をあきらめ、医師の処方にしたがって、コレステロールを下げる薬を毎日1錠服用することにした。

 この薬、副作用は少ないと言われているが、ヘタをすると一生飲み続けなければならなくなる。毎日1錠70円程度も結構な負担であるが、この先ずっと薬に依存するというのも情けない気がする。2〜3週間服用した上で副作用チェックと効果測定が行われるとのことだが、どうしたもんかなあ。

 ところで、このことでふと疑問に思ったのだが、コレステロールが高い(あるいは悪玉コレステロールが高い)ということと、体脂肪率が高い(あるいは脂肪肝の傾向がある)ということはどの程度相関があるのだろうか。この薬を飲むだけで体脂肪率まで減らせるなら、脂身でも卵でも好きなだけ食ってしまいたいところだが、薬の薬理作用について何の説明も受けていないのでよく分からない。どなたか情報をいただければ幸いです。