【小さな話題】『DESTINY 鎌倉ものがたり』における俳優の転生
昨日取り上げた映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』には、同じ監督による「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズのほか、さまざまなドラマや映画で活躍している俳優が登場していた。私は失顔症的な傾向があり、俳優さんの顔は殆ど覚えていないが、それでも主人公を演じた堺雅人さんや、小料理屋女将を演じた薬師丸ひろ子さんのお顔くらいはさすがに覚えている。その一方、えっ？ あの人だったのかと驚くキャストもあった。
- 本田 - 堤真一：「ALWAYS 三丁目の夕日」の鈴木則文と同じ俳優であり、「ALWAYS 三丁目の夕日」の時の妻、鈴木トモエ（薬師丸ひろ子）と小料理屋で対面しているとは気づかなかった。
- 死神 - 安藤サクラ：どこかで見たお顔だと思ったら、まんぷくの主演女優だった。『まんぷく』は一度も見ていないがNHKの番組紹介でお顔だけは知っていた。
- 貧乏神 - 田中泯：『たそがれ清兵衛』で清兵衛と闘った余吾善右衛門。
- キン - 中村玉緒：さまざまな映画、ドラマ、バラエティに登場されているが、今回、この役を演じられているとは全く気づかなかった。
- 一色絵美子 - 鶴田真由：鶴田浩二の娘さんだと思っていたが全く関係ないらしい。実家が鎌倉にあるという。私自身は、この方の登場する映画やドラマは一度も観たことがないが、紀行番組のリポーター役で何度かお顔を拝見したことがある。
- 瀬戸優子 - 吉行和子：大女優だが、ドラマや映画ではあまり記憶が無い。
- 甲滝五四朗／一色宏太郎 - 三浦友和：山口百恵共演作品は全く見ていないが、「ALWAYS 三丁目の夕日」の宅間史郎、食堂かたつむりのシュウ先輩（修一）などで重要な脇役を演じておられた。
俳優が複数のドラマや映画で別の役を演じていることについては、この日記でも何度か取り上げたことがあった。
それぞれの作品の中で、俳優さんがその役になりきって演じているのを見ると、もし本当に転生というのがあったとしたら、そういう作品中の登場人物のように生まれ変わっていくのではないかという気がする。逆に、あまりにも有名な俳優が登場すると、その俳優個人の存在が大きすぎて、逆に「演じている」という印象が拭いきれなくなる。（もっとも、三船敏郎ぐらいの大物になると、それぞれの作品ですっかり別の人物のように見えることもあるが。）
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