じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 霧の中に浮かび上がる高層ビル。地表と上空の温度差により朝霧が出やすい季節となってきた。専門的なことは分からないが、この種の霧は「蒸気霧」と思われる。


2014年2月2日(日)

【思ったこと】
140202(日)韓流「偉大な遺産」(2)チャ・ドンジュとパク・ハはどこまで「転生」したか?

 昨日も述べたように、3つのドラマは、 という放送順になっており、「偉大な遺産」が一番古い。しかし、ドラマの印象というのは結局は観た順番によって形成されるものである。例えば、韓流ドラマではしばしば「記憶喪失」、「火事」、「交通事故」、「親子関係」ネタが使われるが、一番最初に観たドラマであればそれらはきわめて新鮮で強い感動を与える。しかし、いろいろな作品で繰り返し出てくると、しだいに「使い古し」で感動が薄れてくる。その場合、どれが新鮮でどれがマンネリに見えるのかは、その人がどういう順番で視聴したのかに依存する。作品Bが作品Aの焼き直しであったとしても、作品Bを最初に観てしまえば作品Aのほうが陳腐な内容に見えてしまう。とはいえ、一般視聴者はあくまで楽しむためにそれを観ているのであって、客観的な評価をすることが目的ではない。また、ドラマの鑑賞経験が豊富な人の感想ブログよりも、その作品を初めて観た人の感想のほうが共感できるということも少なくない。

 いずれにせよ、私の場合は、「私の心が聞こえる?」→「屋根部屋のプリンス」→「偉大な遺産」という順番で視聴したため、「私の心が聞こえる?」のチャ・ドンジュ(キム・ジェウォンさん)と「屋根部屋のプリンス」のパク・ハ(ハン・ジミンさん)が、「偉大な遺産」の中でどう「転生」しているのかに強い興味があった。

 まず、キム・ジェウォンさんについては、「私の心が聞こえる?」と「偉大な遺産」での印象は殆ど変わらなかった。前者では聴覚障がい者の役を演じていたため、相手の顔の覗き込んで唇の動きを見るという特徴的な動作がプラスされていたが、役柄上で全く別人というほどの印象は受けなかった。

 いっぽう、ハン・ジミンさんのほうは、「屋根部屋のプリンス」と「偉大な遺産」では大きく印象が違っていた。「偉大な遺産」のほうの第5話くらいまでは、ユ・ミレさんを演じているのはファン・ジョンウムさんではないかと錯覚するほどであった。もっとも、ネットで「ファン・ジョンウム ハン・ジミン」で検索するとお二人はそっくりだと思う人が76.92%もおられるようなので【2月2日現在の投票】、私だけの錯覚ではなさそうだ。もちろんこれは、「私の心が聞こえる?」でキム・ジェウォンさんとファン・ジョンウムさんが共演していたことの影響が大きい。

 芸能界については全くの素人の私であるが、ネット上の各種記事によると、ハン・ジミンさんは、日本でも人気の高い女優さんであるようだ。私自身も、もし韓流の女優さんで誰が一番魅力的かと尋ねられたら、現時点では躊躇することなく、ハン・ジミンのお名前を挙げさせていただくことになるかと思う。他者を思いやり快活で芯の強い女性を演じていただくのがいちばんピッタリしているように思う。ネットで検索すると、2012年にはいろいろな賞を貰ったという記事があるが、その後2013年にはPlan Manという映画に出演された模様。いずれ、日本で公開されるようになったらぜひとも拝見したいと思う。

 このほか、登場人物以外での面白い「転生」があった。
  • 「偉大な遺産」の中に、ク・トンジュ(Goo Dong-joo)という園児(但し、女の子)が出てくる。これは、「私の心が聞こえる?」のチャ・ドンジュ(Cha Dong-joo)と同じ発音に聞こえた。ワタココで「チャ・ドンジュ」を演じていたカン・ヒョンセ先生が女の子を「トンジュ」と呼んでいるところが興味深い。なお中国語表示では、チャ・ドンジュは「車 東株」と書く
  • 「偉大な遺産」の舞台となる幼稚園は「マル幼稚園(Maru Kindergarten)」と呼ばれていた。韓国語のことは全く分からないので「マル」が何を意味するのかは分からないが、ワタココのポン・マルとよく似た発音であった。なお、中国語表示では「ポン・マル」は「奉馬陸」と表示されていたが、「マル幼稚園」が「馬陸幼稚園」と表記されるのかどうかは不明。但し「ポン・マル」の英語表記が「Bong Ma-roo」であることからみて、マル幼稚園の「マル」とポン・マルの「マル」は異なっている可能性が高い。
  • ワタココのポン・ウリの母親はミスク(Mi-sook、美淑)であった。「偉大な遺産」の副園長コ・アラ先生を演じているイ・ミスク(李美淑)さんと同じ名前。


 次回に続く。