じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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2012年の「この1枚」 。毎年、12月の終わりに、その年でいちばん印象に残った写真1枚を再掲することにしている。2012年は今年の漢字が「金」に選ばれたように、「金」に関する話題が多かった。リンク先によれば、選定理由は以下のようなものであったというが、天文ファンの私としては、やはり、金星の太陽面通過が最大のイベントであったように思う。
  • 「金」に関する天文現象の当たり年
    932年ぶりに日本の広範囲で観測された金環日食。6月に21世紀最後となる金星の太陽面通過、8月には金星食を観測。
  • 数多くの「金」字塔が打ち立てられた1年 世界一の自立式電波塔として、金字塔を打ち立てた東京スカイツリーRの開業。 ロンドンオリンピックで、金メダルを筆頭に日本史上最多の38個のメダルを獲得。レスリング吉田選手が国民栄誉賞を受賞。贈呈された「金色の真珠ネックレス」。 iPS細胞の研究で、山中教授が金メダルに等しいノーベル賞を受賞。
  • 「金(かね)」をめぐる問題が表面化 年金資産運用に関連した詐欺事件の発生。生活保護費の不正受給問題。消費税増税を中心とした財政問題。東日本大震災の復興予算の使途をめぐる問題。
 金環日食や皆既日食は毎年地球上のどこかで見られるのでそれほど希有でないが、太陽面通過(日面通過)のほうは、243年の周期となっていて、8年をおいて2回対になって起きた後、121.5年と105.5年の長い空白期間があり次回は105.5年後の2117年12月11日となっている。

 なお、8月に起こった金星食のほうは残念ながら悪天候で見られなかった(8月13日の日記参照。) 条件のよい金星食が見られるのは、次回は2063年5月31日(私の場合、100歳5ヶ月)だということで、これはまことに残念であった。


2012年12月31日(月)

【思ったこと】
_c1231(月)2012年をふりかえる

 毎年、「年末には1年を振り返る」日記を書くことにしているが、今年はあいにく、風邪が悪化して十分に頭が働かない状態となっている。これも歳のせいかと思う。さて、ざっと振り返ってみると、まずは、健康状態の問題があった。4月1日の日記に記したように、
  • 1月の下旬、夜中に突然、右のこめかみから顎のあたりに激痛が走る状態が継続したことであった。どの場所に原因があるのか分からないほどの広範囲の痛みであったが、妻の知り合いの歯医者さんで診てもらった結果、右の奥から2番目の下の歯(歯の神経はすでに死滅)の歯根が炎症を起こしていることが原因であると判明。以後、その歯の治療を皮切りに、虫歯の治療を続けている。健康管理には注意をはらってきたつもりであったが、歯に関しては、行きつけの歯医者さんが高齢になり診療してもらえなくなってから4〜5年以上まったくほったらかしにしており、こういうことになってしまった。
  • 3月12日の後期試験実施日、某重要職務遂行中に遠くのものが二重に見えるという現象が発生した。ネットで調べると「両眼複視」という症状であることが判明した。
幸い、前者の激痛のほうは歯医者への通院で完治、後者の両眼複視のほうも4月21日の日記に記した通りで、発症から6週間で完治した。おかげさまで、いずれもその後の再発はないが、年末に風邪をひいてしまったことを考えると、やはり健康維持には万全の注意が必要な歳になってきたとも言える。もっとも、こういうツアーにも参加したくらいで、まだまだ健康体に近いとは言える。

 1952年生まれの私にとって今年は還暦という記念すべき年であったわけだが、そのことの達成感よりも、今後の生活への不安のほうが大きい。12月6日の日記に記したように、今年の我が家は、ボーナス削減、給与削減、退職金削減、年金削減で、ますます内需縮小に向かわざるを得ない状況となった。自分の生活を守るためにはどうしても個人主義的にならざるを得ず、絆とか助け合いのかけ声が空しく聞こえるこの頃である。現時点では、65歳以降の生活を維持するためには年金だけでは不十分であり、いかにして安定した収入を確保するのか、というより、どのくらいの額が必要なのか、なかなか検討がつかない。このところずっとデフレ状態が続いていたが、今後毎年2%も物価が上がるとなると、物価上昇にスライドしない個人年金分は打撃を受けるであろう。