じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 3月25日、岡山大の卒業式が桃太郎アリーナ(岡山市北区いずみ町)で行われ、学部生と大学院生計3391人が巣立った。今回は式に先立ち、全員で大震災(岡大内部での公式呼称は「東日本大震災」)の犠牲者への黙祷が行われた。

 写真は、式終了後、南北通りを北上して各学部に戻る卒業生たち。

3月25日(金)

【思ったこと】
_b0325(金)今年も将棋が面白い

 大地震の影響で一週間遅れとなったが、3月27日朝10時10分から11時50分まで、

NHK杯テレビ将棋トーナメント

の決勝戦が放送される。対局者は、昨年の決勝戦と全く同じ、羽生名人と糸谷哲郎五段である。

 昨年の決勝戦の話題は昨年3月14日3月21日の日記で取り上げたところであるが、今回、果たして糸谷五段のリベンジ&初優勝なるだろうか。大いに注目される。

 ウィキペディアの当該項目にもあるように、糸谷五段は、プロ入りから1年後の2007年、大阪大学文学部に合格。卒論も完成し岡大の卒業式と同じ3月25日に無事ご卒業されたはずである。4月からはさらに大学院に進学されるという。

 大学の4年次と言えば卒論研究で大忙しになるはずである。棋力の低下が懸念されたが、それどころか今年度は順位戦で9勝1敗の好成績をおさめ、佐藤天彦(10戦全勝)に次ぐ2位の成績でC級1組への昇級を決めた。また、準決勝の、

糸谷・丸山戦

は、100分間の放送時間の半分にも満たない45分50秒、わずか39手でA級順位戦4位の丸山九段を撃破した。決勝戦ではどういう奇抜な手が出るか楽しみである。




 上記の糸谷五段のほかにも、私が注目している棋士が複数おられる。

 まずは、1月17日の日記でも取り上げた、岡山在住の棋士、菅井竜也四段である。今期はC級2組で8勝2敗の好成績を挙げているほか、勝率ランキングは31勝10敗勝率.756で全棋士中第3位、2月25日からは6連勝で連勝記録継続中。今後の昇級や各種タイトル戦での活躍が期待される。

 2番目は、佐藤天彦五段である。実際の対局中継は一度も拝見したことがないが、勝率ランキング・連勝ランキングではトップを走っていて、興味が尽きない。

 3番目は広瀬章人王位・七段。プロ入りと同時に早稲田大学に進学。教育学部数学科に在籍。穴熊戦法のスペシャリストとして知られているそうだ。上記の糸谷五段との最近の対戦としては第19期 銀河戦 本戦Cブロック 6回戦(2010年11月24日でスゴイ将棋があった模様。C級1組で9勝1敗の好成績をあげ、昇級決定。

 余談だが、3月20日はNHK杯テレビ囲碁トーナメントの準決勝第2局が放送された。こちらのほうは、さかなクンパパの宮沢吾郎九段が登場されるということであったので録画しておいたが、残念ながら179手で中押し負けとなってしまった。さかなクン伝説の中に「自身の棋力もプロ棋士レベル」というのがあるが、本当のところはどうなんだろうか。