じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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1月13日の日記に、まだまだ実をつけているセンダンの写真を掲載したが、その後の5日連続の氷点下と強風のため、数粒を残してほぼ落下してしまった。

1月17日(月)

【思ったこと】
_b0117(月)大坪併治先生と、菅井竜也四段

 最近、NHKの番組で、岡山市在住のスゴイ人物お二人が紹介されていた。

 お一人目は、百歳バンザイ!で紹介された、国語学者・大坪併治先生である。「百歳バンザイ!」は時たま視ているが、私の住居地から1kmに在住され、学部長や名誉教授などよく存じ上げている先生のほか、大学構内の見慣れた風景が写っていたというのは今回が初めてであった。

 それにしても100歳でなお現役というのはスゴイ。番組記録サイトにもあるように、大坪先生は「全12冊として作り始めた著作集の、残り1冊の完成に向け、今でも毎日7時間以上、夜11時までパソコンに向かって」おられるとのこと。ちなみに、くるまへんの「かたひら」という文字の読み方と意味は大坪先生が発見されたという。自転車に乗って近くのスーパーに買い物に行かれるということだが、ひょっとしてフレスタ津島店のことだろうか。1月10日の日記で、私の人生計画では75歳以降は「健康状態にもよるが、あまり外出せず、自宅内での園芸や、近隣の散歩が中心となる。自動車免許はたぶん返納。」と書いたところであるが、エライ違いやなあ。




 もうお一人は、プロ棋士の菅井竜也・四段であり、1月17日夕刻のローカル放送で紹介されていた。ウィキペディアにも記されているように、小学生の頃から活躍しており、昨年3月に15勝3敗の好成績で四段昇段を決めた。現在、ご自宅で毎日10時間も将棋の勉強をしておられるという。2010年度の勝率(2011.1.16.現在)は23勝8敗 .742で、羽生名人の.745に続いて第6位の好成績となっている。

 菅井四段の魅力は、単に勝率が高いというだけでなく、次々と新手を考案する力にあるらしい。番組でも、素人にも分かりやすい新手が紹介されていた。ネットで検索したところ、おそらく、三間飛車 石田流 菅井竜也四段新手のことではないかと思う。ウィキペディアでは「振り飛車党で、目標にしている久保利明を彷彿とさせる、捌きを重視する棋風。」とされており、久保二冠も、菅井さんの新手を応用した戦略を採用したことがあったとか。

 余談だが、久保二冠と言えば、直近の2011年01月16日第60回NHK杯三回戦第六局は、わざわざ録画しておいて観戦するほど期待していたのだが、なんだか、いまの日本の政治みたいな閉塞感漂う展開でこれといった妙手はないままに終わってしまった感じがした。87手目あたりでは、久保二冠の穴熊の周りには金銀各2枚に馬と飛車と桂、香が並ぶ最強の守備態勢になっていたが、これでは攻める手も限られてくる。攻める側の佐藤九段も、こんなに厚い守りでは、地道に成り駒を作って相手陣を剥がしていくほかはないが、これじゃあ、退屈で観ていられなかった。