じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 定額給付金相当金額で新しく購入・設置した24インチLCDワイドモニタ(写真左)と、愛用していた29インチ・ブラウン管型テレビ(写真右。横幅は24インチモニタとほぼ同一)。NHK総合の同一番組(気象情報)を地デジ録画機・ワイドモニタ経由(左)とアナログ波・ブラウン管型テレビ(右)で同時受信してみたところ、地デジ経由で遅延が生じていることが確認できた。↓の記事参照。


04月3日(金)

【思ったこと】
_90403(金)[一般]続・地デジ移行のウソホント(5)定額給付金(受給予定)で24インチワイドモニタを利用した地デジ視聴環境を実現

 2月10日の日記で、薄型テレビと液晶ディスプレイの話題を取り上げた。地デジ録画機と、HDMI端子付きのディスプレイ(モニタ)をHDMIケーブルで繋げば、薄型テレビを買わなくても高画質で地デジ放送を受信できるのではないかという内容であった。

 新年度の大学生協のチラシを見ていたら、中国系のメーカーの製品でHDMI端子つきの24インチワイドモニタが2万円台後半で売られていることが分かり、これなら地デジも視られるし、不要になればパソコンディスプレイとしても再利用できるのでさっそく注文しようかと思ったが、念のため楽天の通販で探してみたところ、さらに安い、税込 25,830円で同製品が売られていたのでさっそく購入した。


大学生協のチラシ(COOP-LET 2009年4月号)では上記機種は1080万色と表示されていましたが、御本家のサイトでは1677万色となっていて、どうやら生協のチラシのほうが間違っていたようです。

 このモニタを地デジ対応録画機と繋いで地デジ番組を視聴するためには、HDMIケーブルとスピーカーが必要となる。HDMIケーブルのほうは、近くのホームセンターで2480円(1m)で調達【少し前、離れた所にある別のホームセンターで1850円くらいで売られていたように記憶しているが、時間がなかったので2480円で妥協。とにかく、HDMIケーブルは高い】。スピーカーのほうは、ありあわせのもので対応した(モニタ左端のイヤホン端子につなぐ)。実際には代金の一部を楽天ポイントで支払ったので、トータルの支出は2400円前後となり、ちょうど、夫婦2人分の定額給付金相当額となった。




 さて、さっそく視聴してみたが、やはりブラウン管型テレビに比べると画質はかなり鮮明である。

 いっぽう、いくつか問題点もあった。

 まず、我が家で購入した地デジ録画機(2月8日の日記参照)は、録画中やダビング中には裏番組を視ることができないので「こっちの番組はとりあえず録画しておいて、今は裏番組のほうを視よう」ということができない。もちろん、今のところは、横にブラウン管型テレビがあるのでアナログ波で並行して視られるが、これができるのは2011年7月までとなる。

 第二に、地デジ録画機→ワイドモニタ経由で視ると、番組の受信が数秒程度遅延するという点である。上掲の写真は、NHK総合の同一番組(気象情報)を地デジ録画機・ワイドモニタ経由(左)とアナログ波・ブラウン管型テレビ(右)で同時に受信した様子であるが、アナログ波が各地の週間予報の画面に移行しているのに、地デジではまだ、その直前の予想最高気温の画面になっている。おおむね、アナウンサーが1文を読み上げる程度の遅延があり、2台の音を同時に出すと、あたかも外国語の授業のように、アナログ波のアナウンサーの読み上げをデジタル波が復唱しているかのように聞こえる。

 こうしたギャップは通常では何ら問題にならないが、緊急の地震速報とか、某国がミサイル攻撃をしかけてきたなどという重大事態が起こった時には、ほんの数秒の遅延が生死を分けることにもなるのでやはり留意しておく必要がある。なお、妻の実家で確認したが、最近の高性能薄型テレビでは、遅延はかなり短くなっており、古い薄型テレビといっしょに2台同時に受信してみることで、遅延の差が容易に判別できた。




 さて、今回、定額給付金相当額でとりあえず24インチワイドモニタを利用した地デジ視聴環境を実現したわけだが、これはあくまで暫定的な措置である。我が家でもいずれ40インチクラスの薄型テレビを購入したいとは思っている。価格という点だけから言えば、ネット通販が一番お得であると思ったが、その際には1つ重大な起こってしまう。それは、愛用していた29型ブラウン管型テレビをどうやって処分するのかということである。こちらの案内によれば、テレビ1台のリサイクル料金は2835円、これに収集手数料がかかるということである。ま、その程度の経費はやむなしだと思うが、最大の問題は、29インチブラウン管型テレビは、あまりにも重すぎて、夫婦2人では運べないという点にある。となると、次回買い換えの時はネット通販ではなく、馴染みの電器屋さんに注文したほうが、多少割高でも、同時にブラウン管型テレビを運び出してもらえるので助かるということになりそう。