じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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皆既日食風の積乱雲

皆既日食にはとうてい及ばないが、8月1日夕刻、岡山の空でも、積乱雲が太陽を隠し、光のスジが四方に延びて、日食のような光景を作り出していた。日食については↓の記事参照。



8月1日(金)

【ちょっと思ったこと】

皆既日食ライブ中継と今後の計画

 昨日の日記にも書いたように、8月1日には、カナダの北西部から、ロシア、カザフスタン、モンゴル、中国で皆既日食が見られた。

 皆既日食のツアーは、都合がつけばできるだけ参加したいとは思っているが、今回は、7月30日に期末試験と大学院教授会、7月31日には別の授業の期末試験と卒論・修論中間発表会というように日程が重なっていて、とても出かけられるような状況ではなかった。しかし、ちょうど夕刻、毎度おなじみのhttp://www.live-eclipse.org/がノボシビルスクからライブ中継をやっており、皆既日食の始まりからダイヤモンドリング出現までの一部始終をリアルタイムで眺めることができた。

 もっとも、このライブ中継だが、画面いっぱいに丸い太陽が映し出されているだけで、これでは、いつ、どこの国で撮影しても変わりばえしない映像になってしまう。2002年12月04日や、2003年11月24日の日記などにも書いたことがあるが、皆既日食の本当の魅力は、青い空に燦々と輝いていた太陽が急激に光を失い、あたり一面真っ暗になって、太陽のまわりに水星や金星など、いくつかの明るい星が出現するという壮大な変化にある。ま、人それぞれの好みがあるので他人のことをあれこれ批評するつもりはないが、私自身は、望遠鏡で写真を撮るなどということには全く興味がない。皆既日食の瞬間は、大地に仰向けになって、体全体でこの壮大な変化を体験することに最大の感動があると思っている。

 さて、私自身の今後の皆既日食見物計画だが、5月17日の日記に書いた通りで、今後定年までのあいだ、休みを取って海外まで見物に行かれそうな期間には残念ながら皆既日食は起こりそうもない。2035年9月2日まで長生きして、寝たきりの床から地べたに這い出してでもその瞬間を眺めたいと思っている。ちなみに、この日食に関してはすでに、観望会の計画や、自称・日本一早く2035年9月2日に備えるサイトが開設されていたりする。後者のサイトには2035年皆既日食が見られる市町村という資料もある。2035年にまだ元気だったら、浅間山の中腹あたりから眺めたいという希望もあるが、83歳ではちょっと無理やろな。

 それと、私はあまり魅力を感じていないのだが、2012年 5月21日(日本時)の朝に日本各地で金環日食が見られるという。この日は月曜日なので今のところ予定の有無はワカラナイが、もし休みがとれた場合は、とにかく、前日午後に天気予報を見て、当日の夜にいちばん晴れそうな場所まで夜行列車で向かうという行動をとりたいと思っている。もっとも、金環食でも金環食に近い部分食でも、空がそんなに暗くなることはないし、見え方に根本的な違いがあるわけではない。岡山はギリギリで金環食にはならないようだが、晴れの確率が高い分、かえってキレイにみえるかもしれない(←朝の7時半ちょっと前に起こるので、遠出しないのであれば、その日にどのような用事があっても観ることができる)。