じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 昨年4月6日の日記で、花壇を踏み荒らす立看を実力で撤去したことを書いた。今年もまた1枚、せっかくの花壇を損ねる立て看がくくりつけられていた。自分たちだけ目立てば、入口の美観や花たちのことはどうでもいいと思っているのだろうか...というか、そこに花が咲いていることに気づいていないのかも。


4月9日(水)

【ちょっと思ったこと】

新年度の懇親会、出席できず

 新年度の教職員の懇親会が岡山駅近くの某ホテルで開催された(昨年の記録は、こちらにあり)。しかし、事前に申し込んでいたにもかかわらず、急遽参加を取りやめることにした。

 理由は、木曜日1コマ目の授業の準備や、論文の執筆が4月10日の締切に間に合わない恐れが出てきたためである。歳をとったせいだろうか。時間あたりの作業遂行能力がだいぶ衰え、計画どおりに進まないことが多くなってきたように思う。

 このほか、以下のような理由が無かったとも言えない。
  • 自分より年長の教職員の数が減ってきたこともあり、わざわざ懇親会に出て挨拶しなくてもそれほど無礼にはならなくなってきた。
  • もともと私はお酒を飲む習慣が無く、またこのところメタボの恐れが出てきてこともあって、豪華料理を口にしたいという気持ちも起こらなくなった。
  • この種の懇親会に出ると帰宅時間が遅くない、規則的な生活のリズムが乱され、かつ、睡眠不足に陥る。そのような事態は私にとってかなり嫌悪的である。
  • 夕刻になってから雨が降り出してきた。雨の中を帰るのは面倒だ。


【思ったこと】
_80409(水)[心理]「しなければならないことをする」と「したいことをする」(16)とりあえずのまとめ(3)

 連載の最終回。

 最後に、「しなければならないこと」を「したいこと」に変えるというのは、個人主義的な欲求を満たすことを重視するという意味では決してない、という点をお断りしておく。そもそも、
  • 社会貢献活動=「しなければならないこと」
  • 個人的な欲求を満たすこと=「したいこと」
という前提があるとしたらそれ自体が間違いである。前者では確かに、何をすべきかという項目は好む好まざるに関わらず定まっていて、恣意的に取捨選択することができない。しかし、すべきことが決まっているということと、それがどういう随伴性で強化されているのかというのは全く別の問題である(
]例えば、「したい」から野球をしていると言っても、野球の試合を遂行するにはルールを守らなければならないし、勝つためにすべき項目は決まっていて、恣意的に変えることはできない。

 人々が利己的に振る舞うか、それとも、助け合いや協働を重視するのか、ということは、そのコミュニティにおいて、どれだけ相互強化(←但し「正の強化」)をもたらすような習得性好子が創られているのか、それらを付与する随伴性がどれだけうまく構築されているのかにかかっている。