じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真]
12月28日は冬型の気圧配置が強まり、午前10時から午後8時頃までは風速10メートルを超える強風が吹き荒れた。生協の年内営業はきょうが最後。クリスマスのイルミネーションもこの日のうちには撤去されたものと思う。強風に揺られて、サンタや雪だるまがバイバイをしていた。



12月28日(木)

【思ったこと】
_61228(木)[日記]2006年をふりかえる(3)7〜9月

 昨日の続き。今回は7月〜9月期の出来事を振り返ってみることにしたい。


7月


7月19日「早生まれ」は学歴で不利か?
この種の報道は時たま見かける。日々発達を続けている子どもたちを「学年」という「ベルリンの壁」で分断してしまうのだから、4月生まれと翌年の3月生まれが同じ教育を受ければいろいろな差がでるのは当然であろう。その影響が何歳くらいまで及ぶのか、著しい不利益をもたらすことは無いのかを検討し、必要があれば制度改正を行うことが望ましい。
但し、この時指摘したように、報道された調査結果だけでは、他の要因も考えられるように思う。
仮に顕著な弊害があったからといって、これ以上学年を区分すること(=例えば、4月〜9月生まれと10月から3月生まれを半年ずらした学年に分ける)は難しい。2〜3月生まれの子どもと4〜5月生まれの子どもについては、前者は1年下の学年に、後者は1年上の学年に進めるように選択の余地を与えてもいいのではないか。また、その後の発達や学習の進み具合などを見た上で「飛び級」ができるようにしてもいい。



8月


8月24日冥王星の格下げ/地球は惑星か?
冥王星の分類がどう変わろうと太陽系が影響を受けるわけではない。影響を受けるのは人間社会のほうである。各種アニメなどで、冥王星は「太陽系の果て」という象徴的な役割を演じていたからである。
2007年版の『天文年鑑』では、天王星、海王星に続いて冥王星の情報が1ページにわたり記載されている。今年は、射手座の6月から7月が見頃だが、見頃といって14等星級なので口径30cm以上の望遠鏡が無いと無理。別のページには、冥王星に対して小惑星番号134340が与えられたと記されている。2008年以降にはページの構成が変わり、小惑星の項目に含まれるようになるかもしれない。
なお、念のためメモしておくが、太陽を回る天体を大きさ順に並べると、

木星>土星>天王星>海王星>地球>金星>火星(赤道半径3397km)>...>水星(2440km)

となるが、大きさだけで言えば、土星の衛星のタイタンと、木星の衛星ガニメデが、火星と水星のあいだに入る。つまり、太陽系をまわる8番目に大きい惑星は水星だが、(太陽を除く→)太陽系を構成する8番目に大きい天体はガニメデである。



9月


9月3日学会年次大会参加余談
9月はもっぱら、学会年次大会等の参加報告を書いたので、世の中の出来事はあまり記憶に残っていない。誰も知らなかったはずなのに誰も驚かないという出来事が記されている程度。
リンク先の9月3日分に記したが、最近は、学会年次大会に出席すると、学生時代以降30年以上の歳月の流れというのを感じることが多い。自分自身はもちろん、当時活躍されていた同年代の若手研究者各位がその後どういう研究を続けて来られたのか、そこで何を達成されたのかということを拝聴できるのはまことにありがたいことだ。そんな興味もあって、最近は、各種学会行事に参加する頻度が増えている。「ライフヒストリーとしての心理学研究」というようなテーマが生まれそう。


次回に続く。