じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] コリウス。行きつけの花でケース売り処分(花苗各種20ポットで300円)していたものから寄せ植えしてみたが、アパート階段が生育に適していたようで、色とりどりの葉をつけた。霜にあたるまで楽しめそうだ。

 なお、今回写真を掲載するまで、この植物は「コリウス」ではなく「ユリウス」だと思っていた。いったん思い込むと、花屋のラベルも図鑑もすべて「」が「」に見えてしまうから不思議である。ネットで検索したのに「ユリウス」の検索語でちっともヒットしないのは妙だなあと思って初めて気づいた次第。そういえば、昨日掲載の「カリンもしくはマルメロ」の「マルメロ」も「マロニエ」と取り違えていたことがあった。


11月18日(金)

【ちょっと思ったこと】

今年もインフルエンザ予防注射

 18日は代休日(法人化後、土日出張に日当が支給されなくなったため、土日に出張すると平日1日分が強制的に代休日に割り振られる)だったこともあり、インフルエンザの予防注射を受けに行った。昨年、一昨年も、海外トレッキング絡みで予防注射を受けているので、これで3年連続。11月9日の日記で最近は風邪で寝込んだことが無いと書いたが、もしかしたら、毎年受けている予防注射が健康保持に一役買っているのかもしれない。

 なお、インフルエンザの予防注射には、有機水銀化合物入りの普及型と、水銀無しの「高級品」があると聞いている。水銀無しの高級品は近くの小児科・内科で実施しているようだが、今年は遠方の老人系内科で水銀入りの普及型のほうを注射してもらった。一番の理由は、小児科系に行くと待合室に風邪引きの子どもがたくさんいて、逆に風邪をうつされてしまう恐れが大きいからである。25日からは国際学会参加のため北京に行く用事がある。こんな時に子どもの風邪をうつされたら入国拒否、もしくは強制隔離されてしまう。

 ちなみに、この予防注射は、効き目ができる(抗体ができる)まで4週間くらいかかるそうだ。ということは、今度の北京行きには実際には間に合わない。どっちにしても鳥インフルエンザには予防効果無さそうだが。




大相撲は個人競技ではなかった

 代休日ということもあり、夕刻は久しぶりに大相撲を観ながら文献整理をして過ごした。この日はたまたま、中入り後の休憩時間に、場所中に定年を迎える佐渡ケ嶽親方(元横綱・琴櫻)のインタビューがあった。

 リンク先にもあるように、琴櫻と言えば、柏・鵬時代の両横綱、大鵬、柏戸に真っ向から勝負する攻撃相撲で知られていた。インタビューの中でも、「柏戸は琴櫻の突進を一番恐れていた」といったエピソードが紹介されたいた。しかし、琴櫻の活躍は現役時代ばかりではなかった。引退後まもなく、佐渡ケ嶽部屋を継ぎ多くの関取を育てた。いま人気・実力急上昇中の琴欧州もその一人である。

 佐渡ケ嶽親方は非常に厳しい指導を行うことで力士たちからも恐れられていた。この日の正面解説者・尾車親方(元・大関琴風)などは、泳げないという理由で海に放り込まれたことがあったという。しかし、そういう厳しい指導の中で良好な師弟関係を築き、佐渡ヶ嶽一門が幕内・十両の一大勢力を保ち続けていることは親方冥利に尽きるのではないかと思う。

 大相撲の関係性ということについては11月1日の日記でも取り上げたことがあった。これは、両親や地元と力士個人との関係性であったが、親方と力士との関係性はさらに大切。土俵の上では個人競技の典型のように見える大相撲であるが、根本は、関係性で築かれる努力の結晶であると言ってもよいように思う。

 もっとも今場所の大相撲はやたらと休場が多い。18日現在の幕内休場力士は5人(但し、普天王は19日から再出場)、今後さらに増える可能性がある。また、会場の構造と地方場所という特殊性もあるのだろうが、九州場所はやたらと空席が目立つ。中入り後も、3割くらいしか座席が埋まっていないようにも見える。

 上記のことを勘案すると、このさい、地方場所では、個人記録と部屋別リーグ戦を併用するというのも一案ではないかと思うのだがいかがだろうか。