じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 半田山に現れた「イエローバンド」。正体は、半田山中腹の周回道路に沿って、黄葉するクヌギ類が植えられているため。この写真は11月25日に撮影したものであったが、あれから数日経った今はすでに鮮やかさは失われ茶色っぽくなってしまった。 なお写真右は昨年11月14日撮影。今年は黄葉・紅葉が遅いうえに、全般に鮮やかさが今ひとつ。


11月28日(金)

【ちょっと思ったこと】

コレステロールを下げる薬の効果は抜群だったが...

 9/18の日記で、ボリビア高地トレッキングにもかかわらずコレステロールが下がらず、とうとう医師の処方にしたがって、コレステロールを下げる薬を毎日1錠服用することにした、と書いた。

 その後、薬の効果測定のための血液検査をしてもらったところ、なっなんと、コレステロール値は184(9月18日の服用前は275、8月の健診時は255)に下がっていることが分かった。

 しかし、コレステロール値が下がっても、体脂肪や体重は必ずしも減らないようだ。念のため保健センターの医師にそのことを訊いてみたところ、「そんなに腹が出ていて減るわけないだろうっ!」と怒られてしまった。この医師には毎年、肝臓のエコーの検査もお願いしているが、そのたびに「努力しないで検査しに来たって、結果が変わるわけないじゃないかっ!」と怒られている。じっさい着衣の状態の体重は65kg(20歳の頃は58kg)で、これっぽっちも減っていなかった。医師からは「美味しい物を食べたいだけ食べて早死にするのがよいか、我慢して長生きするか、好きな道を選びなさい」と言われたが、さてどうしたもんかなあ。




生保への不信は一生消えない

 主要生保10社の2003年度上半期の業績が27日、出そろったという。財務余力は回復したものの、新規契約高は10社中7社で減少、業界全体で13期連続減となったという。このほか、生命保険文化センターの今春の調査では、生保の世帯加入率は89.6%で、27年ぶりに90%を割ったこと、また、1世帯の死亡保険額は3697万円で2000年前回調査よりも444万円低下したことなどが、11/28の朝日新聞記事で伝えられていた。

 生保の業績が芳しくない理由としては
  • 予定利率引き下げを認める改正保険業法審議
  • 死亡保険市場の対象人口減少。
  • 死亡保険から医療保険へのシフト。
などが挙げられるというが、私自身の場合は、生保そのものの企業としての存続性に対する不信が非常に大きい。

 2001年3月17日の日記に書いたように、私の場合、少額ではあったが、契約していた生保の経営が破綻し、死亡保険金額や中途解約受取の面で多大な損失を被ったことがあった。経営破綻への不信よりも、経営破綻の回避を怠り、外資系保険会社に有利になるように事を運んだような印象を与えた点のダメージが非常に大きい。「破綻」後を引き継いだ保険会社の目先の損失は少なくて済んだかもしれないが、そんな保険会社相手に新たな保険への乗り換えや、増額などを申し込むはずがない。要するに、目先の利益を優先したことによって、保険会社にとって一番大切な、契約者からの信頼を完全に失ってしまったのである。

 最近の年金論議を聞いて思うのだが、少子化が進めば、高齢者の医療費についても世代間の負担の不公平感が出てくるのではないか。死亡保険から医療保険へのシフトと言っても、年老いて病気になった時にどれだけ保険が出るのかはなはだ疑わしい。保険会社の経営破綻で一生を台無しにされてしまうような人生はまっぴらだ。長谷川家の家訓は、あくまで「掛け捨て型・一年契約以外の保険には絶対に入るな」、「保険で将来が守られるとは決して思うな」だ。