じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] ジャンボサツマイモ(11/16の日記参照)をいよいよ賞味しようと思ったが、電子レンジでもなかなか熱が通らず生煮えで歯が立たなかった。





12月9日(月)

【ちょっと思ったこと】

日没時刻の折り返し点

 このところ日没が早い。学外非常勤講師が終わって高速道路を走っているうちにすっかり暗くなってしまった。新聞によれば、12月9日の日没は岡山で16時53分。一年中で最も早く日が沈む時期である。

 このWeb日記でも何度か取り上げているが、一年中で日没が最も早いのは冬至ではなく12月上旬である。逆に、日出が最も遅くなるのは1月になってから。その間にあって昼間が一番短くなるのが冬至の前後ということになる。じっさい、12月10日の日没は16時54分、その後、少しずつ遅くなっていく。


12/10追記]
こちらの情報によれば、岡山の日の入りが最も早い時期は12月2日から12月8日までの一週間。この表では12/9の日の入りは16時54分となっていた。朝日新聞岡山版で9日の日没は16時53分と記されていることも再度確認した。なお、日の出が最も遅いのは翌年の1月3日から1月13日までの11日間で、7時12分。12月10日の日の出がジャスト7時なので、それより12分遅い。




全日本鍋物研究会

 学外非常勤からの帰りにNHKラジオに「全日本鍋物研究会」の会長さんが登場していた。実際は同好会程度の規模であり会員は数十名どまりだというが、ホームページには20万を超えるアクセスがあり、潜在的な規模は遙かに大きいとか。ネットで検索したところ、簡単にこちらのサイトが見つかる。この時のアクセス数は25万を超えていた。

 放送でも紹介していたが、鍋物辞典は、会の最大の研究成果と言えるだろう。ざっと拝見したが、「あ」の項を見ただけでも、「飛鳥鍋」とか「あんばいの語源」など、私の知らないことが書かれてあってタメになった。牡丹鍋の語源は「唐獅子(しし)に牡丹の取り合わせから」、というのも初耳だった。



私の授業には「救済」も「公欠」も無い

 私が担当している教養科目の授業では、毎回小テストを行い、その得点を成績評価の40%にあてることにしている。当然、欠席や遅刻をすれば評価が下がる。期末試験だけ受けたのでは到底合格できない。

 このように厳しく出席をとるのは学生にとっては不評らしく、教室収容人員を勘案した事前抽選で201名に受講許可が与えられたのに対して、実際に履修登録した学生は140名程度であった。

 そんななか、最近になって妙な要望を申し出る学生が出てきた。1つは、欠席した分を代わりのリポート提出で救済してもらえないかというもの。私にはそれが何で「救済」にあたるのか、さっぱり理解できない。12/5の日記にも書いたように、大学の授業というのは、

【1】教員が教室等で授業を行う時間
【2】学生が事前・事後に教室外において準備学習・復習を行う時間(おおむね【1】の1.5倍の時間)

という【1】と【2】がセットになって構成されるものである。授業を受けずにどうして代替リポートで単位を認定できるというのだろうか。そんな甘えを認めてやることは、いかなる意味においても救済にはならない。真の救済とは、不合格にした上で再履修を指示することである。

 もう1つ、部活で試合があるので公欠にしてほしいという要望があった。もともと「課外活動」というのは「課」の「外」に行われるから「課外」というのだ。授業時間帯に試合などやるのは、授業妨害活動である。そんなサークルは解散させるべきである。おそらく、本当の試合は、日曜日に行われるに違いない。それが遠方なので、月曜1コマ目は休みにしてほしいという意味なんだろうが、試合が日曜にあるなら、その日の夜行で帰ってくればよいではないか。さらに「試合の準備のため」などというのは言語道断だ。

 ま、学生たちからそういう要望が出てくるということは、おそらく何人かの先生が甘やかしをしているからに違いない。厳格で多元的な成績評価をお願いしたいところである。