じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
カシュガルで見た面白い看板(その2)。『新明解』では「女装」は「男が女の服装をすること」という意味になっているが、カシュガルにそういう人たちがたくさん居るとも思えない。これはやはり、女性の服を売っている店なのだろう。 |
【思ったこと】 _00914(木)[日記]入院して感じた執筆量の限界 入院生活もまもなく4週間を迎えようとしているが、本日やっとギブスが短くなり、室内を歩き回る程度であれば体重をかけてもよろしいという状況になった。多少気になるのは、足の甲全体が未だ腫れ上がっていること、それと、傷口一帯の皮膚の触覚が戻らず、触ってもまるで麻酔をかけたような感触しか伝わってこないこと。思ったより傷が深かったようだ。これは完全には回復しないかもしれない。ともかく移動および椅子に座って仕事のできる可能性が高まったことで、来週月曜日には退院できる見込みとなった。但し、職務復帰後も18時から19時の間にリハビリに通うことになるので、従来この時間帯にやっていた日記読みは、当分の間は週2〜3回程度のペースにならざるを得ないのではないかと思う。 8/24の日記にも書いたように、今回の入院は私にとっては必ずしも不自由な生活ではなかった。難病や内科系の全身疾患で入院されている方々にはまことに申し訳ない感想になってしまうけれど、自分の研究を進める上で入院がダメージになったかと言えば全く正反対。その理由は
さて、「朝起きてから寝るまでのすべての時間を執筆と読書に充てることができる」とは書いたが、8/28の日記に記したように、「時間が余るほどある」というのは全くの錯覚であることを身にしみて感じている。
という言い訳はさておき、とにかく、上のデータは「朝起きてから寝るまでのすべての時間を執筆と読書に充てることができる」という最良の条件のもとでの限界値であると言える。書く内容にもよるが、年を取っていくなかで私のproductivityがこれ以上に増えることは無いと思う。ということは、例えば本文316頁、1頁あたり40字×16行=640文字の『自由論』(内山節)と同じ分量の本(400字詰め原稿用紙で500枚)を書こうと思ったら、(調査や文献収集、文献読みを含めない)執筆日数だけで最低2カ月の山籠もりが必要ということになる。こうして見ると、一生のうちに何十冊もの全集を出すなどというのは私には到底真似ができない、ということがつくづく分かった。ま、Web日記全集でよかったらすでに10〜20冊分ができあがっているのだが、こんなもの買ってまで読もうなどという奇特な方はまずおられまい。 |
【ちょっと思ったこと】
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【スクラップブック】
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