じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 【カナリア諸島その9】尖った岩がお好き?

 カナリア諸島到着翌日に訪れたテイデ山カルデラには上の写真のような尖った岩があり、人気スポットになっていた。

 この尖った岩て思い出されるのは、カザフスタン・マンギスタウ(写真中段)とパキスタン・南西部のヒンゴル国立公園(写真下段)の風景であった。
 海外旅行には何度も出かけているが、私の興味対象は限られており、いつも似たような風景ばかり眺めているような気がする。写真以外にも、以下のような場所で尖った岩&奇岩を見たことがあった。  よくも飽きもせずに同じような風景ばかりを旅行しているものだと我ながらあきれてしまう。

2025年06月8日(日)





【連載】チコちゃんに叱られる! 「肉まんはシワ、あんまんはツルツル」

 昨日に続いて、6月6日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
  1. 温泉に入るとき頭にタオルをのせるのはなぜ?
  2. 肉まんにはシワがあるのにあんまんがつるつるなのはなぜ?
  3. アニメの登場人物はなぜ髪の毛の色がいろいろ?
という3つの話題のうち、2.について考察する。放送では、肉まんにはシワがあるのにあんまんがつるつるなのは「肉まんはひっくり返せないから。」が正解であると説明された。昭和初期から中華まんを販売している老舗メーカー【左胸の刺繍ネームから新宿中村屋と推定】の大充さん&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
  1. 肉まんにあるのはシワではなくヒダ。
  2. 肉まんもあんまんも餃子の皮のような円形の生地で具材を包み込むことで作られる。
  3. あんまんは、あんを包んだあと最後にひっくり返すのでヒダが見えない。
  4. 肉まんは最後にひっくり返さない。肉まんの具材には肉や野菜などが入っているため、ひっくり返して加熱するとつなぎ目から肉汁がこぼれる恐れがある。
  5. あんまんは加熱しても水分が殆ど出ないため、ひっくり返してツルツルした仕上がりになる。

 もっとも以上は手作りの肉まんの話。大さんのメーカーでは工場で製造しており、つなぎ目がしっかり閉じられるので肉汁が出てくることはないという。放送では、じっさいに工場での製造工程が紹介された。
  • 包んだばかりの肉まんは直径約6cmと小さい。
  • これを発酵させ蒸すことで約1.5倍の大きさに膨れる。
  • 機械で製造された肉まんはヒダが無い【←ツルツルであると紹介されていたが、てっぺんは尖っていた】。機械では中の具と生地がにゅ〜と包まれる。パイプが二重になっていて、外側のパイプからは生地、内側のパイプからは具材が押し出され、特殊な方法でカットされるというような工程。
  • ツルツルだった肉まんには機械でヒダがつけられる。肉まんは昔からヒダがついていてその伝統を活かすためと、あんまんと区別つけやすくするのがヒダをつける理由。なお、この工程は企業秘密になっている。
 ここからは私の感想・考察を述べる。
 まず「肉まん」のトリビアとしてまず浮かぶのは、「肉まん」と「豚まん」の呼称問題である。ウェザーニュースのこちらの記事によれば、
ウェザーニュースで「豚肉を具材とした中華まんを何と呼びますか?」というアンケートを行ったところ、全国的には「肉まん」が83%で、「豚まん」は17%と少数派でした。
しかし、近畿だけでみると「豚まん」派が65%で優勢です。特に大阪府、兵庫県、奈良県で「豚まん」派が多いことが分かります。
とのこと。関西では「豚まん」が多数派である理由について、リンク先では
  • 「昔から大阪をはじめ関西は牛肉文化の地で、肉といえば牛肉を指す言葉なのです。そのため、豚肉を使う場合は単に肉と呼ばず、必ず豚肉と断りを入れなければなりません」(北野さん)
  • 「一方、東京は豚肉文化の地であるため、肉といえば豚肉なのです。そのため肉まんと呼びながら中身が豚肉であっても、なんの不思議もないのでしょう」(北野さん)
と説明されていた。もっとも今回の放送では、『豚まん』という呼称は一度も使われていなかった。

 本題に戻るが、自宅の冷凍庫に入っていた肉まんは中村屋とは別メーカーであったが、やはりヒダは機械で後からつけられたように見えた。スーパーで売られているような肉まんは皆同じような工程で作られているのかもしれない。

 あと、上掲の工程で「包んだばかりの肉まんは直径約6cmと小さい。これを発酵させ蒸すことで約1.5倍の大きさに膨れる。」とあったが、ここでいう発酵とは、生地の発酵のことを言うらしい。その際具材が腐敗しないのかと気になったが、そんなに長時間発酵させるわけではないようだ。

 なおウィキペディアには、肉まんやあんまん以外を含めて、日本での中華まんの歴史が詳しく紹介されている。

 次回に続く。