じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 10月18日の日記で、備前富士(芥子山)の頂上から日が昇る「ダイヤモンド備前富士現象」の話題を取り上げたところであるが、その翌日の10月19日は頂上の真ん中付近からの日の出となったもののスレスレで雲がかかっていて日の出の瞬間の閃光は見られなかった。その後、10月20日から22日は、雲の影響で日の出の瞬間は見られず、10月23日には方位が右側(南側)に移動し、山麓からの日の出となった。閏年や春分の時刻により1日程度の変動はあるが、私の住んでいるところからの「ダイヤモンド備前富士現象」はどうやら10月18日〜10月20日の3日間だけに見られるようである。
※例によって、サムネイルの写真では縦横比を2:1に変形している。

2021年10月24日(日)



【連載】#チコちゃんに叱られる!「世界のことわざ」「カップ麺はなぜ3分?」

 昨日に続いて、10月22日に初回放送された、チコちゃんの番組の考察と感想。本日は、

  1. なんで猫だけいろいろな模様があるの?
  2. なんで親指は太いの?
  3. コロナ禍の働き方改革のコーナー「チコっと世界のことわざ」
  4. なんでカップ麺の待ち時間は3分なの?
という4つの話題のうち、残りの3.と4.について考察する。

 まず3.の世界のことわざでは、
  • 「私にとってはソーセージ」(ドイツ)
  • 「ポンチョなしで過ごす」(アルゼンチン)
という2つのことわざが紹介された。
 このうちソーセージは、ドイツではどこでも手に入ることから「どうでもいい」という意味になるという。また「ポンチョ」はアルゼンチンでは防寒具として大事なものだがそれを誰かに渡して自分はポンチョなしで過ごすということから「私は好きな人がいる」という意味になったという。なお、番組では雪が降るなか先住民族がポンチョを纏っている映像等が流れたが、アルゼンチンではなくてボリビアかペルーあたりで撮影した映像であるように見えていた。

 私自身が頭に浮かぶことわざとしては「蛸の糞で頭に上がる(たこのくそであたまにあがる)」というのがある。中学・高校の頃、どこぞの大学の入試問題として出題されたもので、入試問題としては不適切な奇問として指摘された。これを揶揄した漫画が新聞の4コマ漫画まっぴら君に掲載されたのが、なぜか強く記憶に残っている。

 4.のカップ麺については、プロジェクトX(2001年10月16日初回放送の「魔法のラーメン 82億食の奇跡〜カップめん・どん底からの逆転劇〜」でも放送されたことがあり、当日の日記に感想を書いたことがあったが、今回取り上げられた内容は初耳であった。【このほか安藤百福を取り上げた偉人伝のような番組も視た記憶があるが、いつだったかは思い出せない】

 まず、なぜ3分間?という疑問に対しては、番組では「焦らすため」と説明された。内藤誼人先生(立正大学)によれば、禁止されたものほど誘惑されやすい「カリギュラ効果」があり、3分間待たされることで一番おいしく感じるようになるという。また空腹の人にとっては3分以上は待てないという理由【安藤百福による】があった。なお技術的には、3分待たせなくても、1〜2分で食べられるようになるカップ麺を製造することは可能であるという。

 番組ではさらに、
  • フライ麺の製造工程
  • 輸送中に麺が壊れるのを防ぐための中間保持構造:麺はカップの底から浮いている。【安藤百福発案】
  • 疎密麺塊構造:麺の上のほうはぎっしり、下のほうはゆるめ。→お湯を注いだ時、下からの対流で麺が均一に戻される
といった技術が紹介された。

 カップ麺の功罪については2001年10月16日の日記にも記した通りであるが、私自身は、普段の生活ではカップ麺やインスタントラーメンを口にすることは全く無い【←冷凍ラーメンはしばしば購入する】。カップ麺やカップ粥を最後に食べたのはチベット高原の標高4000〜5000mの山中であった。