じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 NHK「激走!シルクロード104日」(2013年1月から初回放送)のルート【画像上】と、私自身が陸路で訪れたルート【画像下】。↓の記事参照。

2020年7月25日(土)



【小さな話題】「南米大陸一周165日の旅」と「激走!シルクロード104日の旅」

 6月24日の日記でNHK「南米大陸一周165日の旅」(2010年8月から初回放送)の話題を取り上げたが、その後、毎週火曜日に第3回、第4回と続き、2020年7月14日に第5回(最終回)となった。7月21日からは今度は、同じバス旅行のシリーズとして「激走!シルクロード104日」(2013年1月から初回放送、収録は2012年6月5日から)の再放送が始まった。

 いずれも初回放送時に視聴していたと思っていたが、「南米165日」のほうは録画・ダビングはしていたものの内容は全く思い出すことができず、どうやら今回初めての視聴であったようだ。いっぽう、「シルクロード104日」のほうはすべての回を視聴していたようである。




 南米大陸165日のほうは、6月24日の日記で取り上げたチリのビジャリカ山登頂のあと、南米最南端エリア(パタゴニア方面)を通り、リオを経由し、第5回(最終回)へと繋がった。

 最終回ではまず、「ブラジルを訪れる人たちにいま一番人気」と形容されたレンソイスに向かった。もっとも紹介時間は4分足らず。また雨季が始まったばかりなのか【番組では雨季は1月〜7月、収録は2010年3月5日頃から】、ラグーンはほぼ干上がっており、番組の中では「こういうところもありますよ」程度の紹介に終わっていた。

 一周旅行は、このあとアマゾン川河口のベレンに到着。ここからフェリーで上流のマナウスまで向かい、さらにアマゾンのジャングルを体験しておられた。私自身は、このエリアはあまり好みではない。蒸し暑くて蚊に刺されたり、ドクグモやワニが出現するような場所は苦手だ。

 番組の終わりのところでは、30分近くを割いて、日本人唯一の参加者ノリコがロイラマ山登頂にチャレンジする様子が紹介された。このエリアは、ドイルの『失われた世界』のモデルとも言われており独自の生態系がある。現在は、ベネズエラの政情不安や新型コロナウイルスの影響で観光客はシャットアウトされており、文字通りのロストワールドになっていると聞く。観光業者には気の毒だが、生態系保護のためには、今後もそっとしておいたほうがいい場所かもしれない【私自身は、上記のアマゾン同様、蒸し暑くて虫の多い場所は苦手であり、近い将来にトレッキングツアーが再開されたとしても参加する予定はない。どっちにしても、もう年齢的に無理だろうが。】




 「南米大陸一周165日」に続いて、第3弾となる「シルクロード104日」の再放送が7月21日から始まった。初回放送は2013年1月からとなっており、このWeb日記のどこかに感想を書いていたはずだと思ったが、今のところ見当たらない。そう言えば2013年の1月〜3月頃は、NHK朝ドラ「純と愛」にハマっていて、他の番組の感想を取り上げるほどの時間的余裕は無かったようだ。

 さて、この「シルクロード104日」であるが、このエリアは私自身にとっても大変魅力的であり、これまで何度も旅行した【上掲のルートマップ参照】。「シルクロード104日」のルートに近いエリアの旅行日数を西から順にざっと数えてみると、 となっており、日本との移動日を除いた合計日数は107日間で、「シルクロード104日」を上回っていることが判明した。別段、だからどうだ、と言うわけでもないが、自分の人生において、私なりに十分にシルクロードを堪能できたことはまことにラッキーであった。興味のあるエリアはほぼ行き尽くしており、今後新型コロナウイルスの影響が無くなったとしても、この先、再びこの地域を訪れる予定はない。

 番組の内容に戻るが、7月21日に放送されたのは、イスタンブルからクシャダス、カッパドキアを経由してイランとの国境に至るまでの区間であった。このルートの中では、私はカッパドキアには行ったことが無い。いっぽう、「シルクロード104日」のルートにはネムルート山登山ワン湖スメラ寺院などは含まれていないようであった。バスによる縦断ツアーにもそれなりの魅力はあるが、日程上、メインの観光ルートを繋がざるを得ないところもあるようだ。現地を細かく観光するためには、やはり、地域を絞って、日数をかけて回るほうがよいと思う。