じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 西チベットのホテルの客室には、電気の使えなかった1箇所を除いて写真のようなユニバーサルタイプ(タイプAとタイプC共用)のコンセントやテーブルタップが用意されていた。いちおうCタイプのアダプターを持参していったが、Aタイプのままで充電することができた。
 もっとも、壁のコンセントのように垂直に設置されている場合、Aタイプの穴にはめ込んでも重みで外れたり接触不良になる場合があった。Cタイプのアダプターを使えば安定して差し込むことができた。
 なお、プラグに差し込みができたとしても電圧が異なるので念のため確認が必要。デジカメやスマホの充電は普通は250Vまで対応しているので問題なさそう。


2019年9月26日(木)



【連載】

チコちゃんに叱られる!「ラジオ体操の第1と第2」

 昨日に続いて9月20日放送の、チコちゃんに叱られる!の話題。本日は、
  1. なんでハンカチは正方形なの?
  2. 民謡の「ハァ〜」ってなに?
  3. なんでラジオ体操には第1と第2があるの?
  4. なんでボタンを見ると押すものだと思うの?
という4つの話題のうち、3.の「ラジオ体操の第1と第2」について取り上げる。

 この疑問に対して私が思い浮かんだ答えは「ラジオ体操第1」は準備体操、「ラジオ体操第2」は整理体操【激しい運動をしたあとの調整】であった。じっさい、中学校の体育の時間などには、まず「第1」で授業が始まり、授業の終わりに「第2」で締めくくったような記憶がある。

 これに対して番組の正解は「第1は子どもからお年寄り向け、第2は大人向け」というものであった。番組によれば現在の「第1」は1951年に誕生、そのさいの全国ラジオ調査で「第1では足の部分の運動が少ない、物足りない、もっと強い運動がしたい」といった声が寄せられたため、大人向けの「第2」が作られたという。実際、「第1」は12kcalを消費するのに対して「第2」は15kcal消費となっていて運動量が若干激しくなっているようだ。

 もっとも、多くの日本国民が「第1」と「第2」がある理由を知らない、あるいは誤解しているところを見ると、いまなお2つのラジオ体操が存続しているのには別の理由があるように思われる。実際のラジオ放送の時間を考えると「第1」だけではお粗末ということもあるし、私が最初に思い浮かんだように、整理体操として「第2」を実行したほうが体操後にリラックスできるという効果もあるのではないかと思う。いずれにせよ、「第2は大人向け」と言っても、実際には小中学生でも「第2」を実行している事実を説明する必要がある。

 この日記で何度も指摘しているように、「○○が行われているのはなぜか?」という問いに対して、「○○はこういう経緯で始まった」という起源をたどっただけでは、その現象を説明したことにはならない。むしろ起源はどうあれ、現在の環境下でなぜその「○○」が継続的に強化されているのかを明らかにすることのほうが重要である。なので、このラジオ体操第2の場合も、いま現在、なぜ、大人も子どもも実行しているのかに焦点を当てる必要がある。

 なお、ラジオ体操の話題は過去にも何度か取り上げたことがあった。
 ちなみに私自身は現在ラジオ体操をまったく実行していない。振り付けの一部も忘れてしまった。朝の放送時間帯はモーサテを視ながら日記を書いている。但し、毎朝、腹筋20回と、ぶら下がり健康器に20秒×2回=40秒ぶら下がるようにしている。

 次回に続く。