じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 本部棟近く(農学部北東角)に咲くベニバスモモ(別名、アカバザクラ)。
主な過去の記録が以下にあり。


2014年3月26日(水)

【思ったこと】
140326(水)87の山で標高訂正:京都府と岡山県の最高点も変わる

 3月26日夜のNHKニュースによると、全国のおよそ1000の山の標高を、国土地理院が最新の測量技術を使って見直した結果、87の山で標高が1メートル前後の範囲で訂正されることになった。主な変更は
  • 間ノ岳:3189→3190【奥穂高岳と並んで全国3位タイに】
  • 羅臼岳:1660→1661
  • 金時山:1213→1212
  • 安達太良山:1710→1709
 このほか富士山は、3776メートル24cmから3776メートル12cmに変更されたという。なお、こちらのクチコミの写真にも示した通り、富士山・剣が峰には、三角点の近くに数十cm標高の高い岩があり、今回の3776.12cmがどの部分の高さを言うのかは確認できていない。通常は三角点の高さのことだと思うが。


 ネットで検索した結果、詳細データが、国土地理院の標高が高くなった山標高が低くなった山に分けてリストアップされていることが分かった。

 山自体の高さが変動したわけではないが、標高の訂正によって影響を受けそうな山がいくつかある。

 まずはニュースでも紹介されていた間ノ岳。これによって、南アルプス市では、1位の富士山、2位の北岳、3位の間ノ岳というように、日本で最も高い山Top3が眺められるという宣伝ができるようになった。

 このほか、影響が出そうなのが、各都道府県の最高峰の標高である。
  • 岡山県最高峰の後山:1345→1344
  • 京都府最高峰の皆子山:972→971
 ウィキペディアの記載では、個々の山の標高はすでに訂正されていたが、各都道府県の最高峰のほうは2014年3月27日朝の時点では未訂正であった。

 なお、測量の訂正ではなく、噴火や陥没で標高が変わってしまった山もある。私自身が登った山としては、鳥海山と雲仙。いずれも噴火活動によるもの。このほか、新潟県最高峰の小蓮華山(これんげさん、大日岳)の標高は、以前は2,769mであったが、2007年(平成19年)夏に山頂部分が崩落しているのが発見された。三角点の標石も落下していたため、国土地理院は2008年(平成20年)秋になって新たに三角点を設置し、測量し直した。その結果、崩落後の最高地点の標高は2766mであることが分かったという。