じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 11月19日の早朝もよく晴れ、アイソン彗星の観察に最適であったが、野鳥観察用望遠鏡でおとめ座スピカから水星方向を念入りにチェックしても、それらしき光のモヤモヤを見つけることはできなかった。アストロアーツの特設サイトでは「11月13日ごろから1晩ごとに約1等級という急増光を見せ、5等級に到達。ドイツの研究機関の観測から、核が複数に分裂した可能性も指摘されています」と伝えられているのだが...。



2013年11月18日(月)

【思ったこと】
131118(月)第6回日本園芸療法学会広島大会(19)浅野理事長の教育講演(13)園芸療法の効果の評価(6)

 昨日の続き。

 講演の終わりのほうでは、長期的な視点からの評価サイクルについての言及があった。【以下、スライド資料に基づいて長谷川のほうで要約改変】
  1. 観察したこと感じたことを、フィールドノートに記す
  2. 主観を鍛え、主観を検証
  3. 1ヶ月、2ヶ月と振り返って、まとまりのある「ある変化」を見出す
  4. 「変化」は、コメディカルで検討し、客観性を加える。
  5. 関わる人間すべてに「変化」を共有するために数値化を検討する。
  6. 変化を評価して、次のステージを考える。
 11月15日の日記にも述べたように、上掲の1.〜3.のプロセスは、綿密詳細であればあるほど価値が高まるが、その一方、「べったり寄り添う」ケアになってしまう。研究活動として行うならともかく、現実の高齢者ケアでこれらを実践していくことは不可能に近い。となると、単に精神状態や身体の変化を捉えるだけでなく、その方が、どこまで自主的に園芸活動に取り組めるようになったのか、その方の自立した活動を手助けするためにどのようなサポートが必要とされているのかを検証していく必要がある。

 次に4.については、複数の観察者が独立して評価したとしても、必ずしも客観性の保証にはならないと思う。但し、1人だけで評価した場合に比べれば、思い込み、願望思考、気づきなどの点で、多面的な評価が保証されることにはなると思う。

 6.に関しては、翌日、浅野理事長と個人的に立ち話をさせていただいた際に、A-PIEサイクルが有用ではないかというオススメをさせていただいた。

 次回に続く。