じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



01月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
§§ 1月5日は、妻の実家の近くの里山で「散歩始め」をした。2009年1月7日の日記にも掲載したように、このあたりにはいくつか廃屋があり、何年経っても外観はそれほど変わらない。


2013年01月05日(土)

【思ったこと】
130105(土)NHK朝ドラ「純と愛」が面白い!

 昨年10月7日の日記

●「叫ぶ朝ドラ」人気が出るかも/私が泊まった「まほうの国」ホテル

という話題を取り上げた。「純と愛」のドラマはその後も、録画・再生の形でほぼ毎回視ている。朝ドラの毎回録画は、ゲゲゲの女房以来であるが、そのときは残りの1/3以降はダビングしただけで未だ視ておらず、どういう結末であったのかもすっかり忘れてしまっている。今回のように、録画だけでなくてちゃんと視続けているというのは極めて異例といえる。

 もっとも、これとは裏腹に、毎シリーズ朝ドラを視ていた義母などは、今回はあえて視ないようにしているようだ。義母に限らず、無難なほのぼの系の展開を好む視聴者層には不人気かもしれない。実際ネットで検索したところでも、
  • 「ヒロインの落ち着きの無さについていけない」
  • 「登場人物の腹黒さについていけない」
  • 「純と愛」を見ていて、重苦しい気持ちになりませんか? ...12月までの前半を見終わって、なんかすごく疲れました。
といった感想も寄せられているようである。ま、芸能番組には全く関心の無い私が関心を寄せるようなドラマなのだから、かなり変わっていることは間違いない。

 さて、この番組であるが、正月に入って、舞台が大正区の「里や」に移り、新たな展開が楽しみとなってきた。当面は、奇妙な「宿泊者」たち(実質的には住人)との関わりが中心となるものと思う。

 その後の展開であるが、そもそもこのドラマは先の展開が読めないところに魅力があり、これまでのところでも、
  • 純と愛が最後に結ばれるというハッピーエンドの展開かと思っていたら、早々と結婚してしまった。
  • 大阪のホテルで活躍を続けていくのかと思っていたら外資系に乗っ取られてしまった。
  • 宮古島に舞台を移して「おじい」のホテルの再建に尽くすかと思っていたら、オヤジの陰謀で壊されてしまった。
といった、「朝ドラ=ほのぼの無難系」というイメージからは想像もできない意外な展開となっている。

 私の勝手な予想では、
  • 純は、「里や」でさまざまな奇人と関わり、自分が本当にやりたいこと、自分にできることは何かを知る。
  • 「里や」の女将サトは、じつは大資産家で、いくつかの有名ホテルのオーナーであった。
  • 純は、サトの推薦により、新たにできるホテルの社長に就任する。
というハッピーエンド。純がサトの口利きでいくつかのホテルに面接に行った時に、大阪のホテル界ではサトは結構名の知られた人物であることがわかり、これが伏線になっているという読みであるがどうなるだろうか。

 一般論として、「先が読めない意外な展開」がドラマの魅力になるためには、何らかの伏線が必要である。ある程度熱中している視聴者というのは、ドラマの展開を能動的に先読みし、それが成就することに楽しみを見い出すものである。今回のドラマでもそろそろ、最終回につながる伏線が出てきてもよいのではないだろうか。