じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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蟻の行列

 5月29日の朝に撮影したアリの行列。5メートル以上離れた場所を行き来しているようであったが、なぜ移動しているのかは不明。リーダーが決めたわけでもないのに整然と行進する様子は、子どもの頃からとても神秘的なものに見えた。何らかの条件が揃った時に移動が始まるのだろうが、移動先や移動開始の決定が1つにまとまるのはスゴイと思う。


6月2日(土)

【思ったこと】
_c0602(土)岡山市の市民意識調査(2)「人情・人間関係がよくない(排他的)」という理由

 昨日の続きで、「住み続けたい理由」と「住みたくない理由」についての補足。詳細データによると、「住みたくない理由」の第3位には、
  • 人情・人間関係がよくない(排他的) 30.1%
が挙げられていた。この「排他的」というのは、果たして岡山の典型的な特徴なのだろうか? 詳細データから「人情・人間関係がよくない(排他的)」が挙げられた比率を年代別に見ると、
  • 10歳代:約30%(7位以下)
  • 20歳代:約30%(6位以下)
  • 30歳代:28.6%(3位)
  • 40歳代:50.0%(1位)
  • 50歳代:43.8%(2位)
  • 60歳代:不明
  • 70歳代以上:40.0%(3位)
となっていて、特定の年代に固有の特徴というわけでもなさそうだ。職場や地域で人間関係がうまく行かないというケースは、どこの県・市でもありうると思うが、それが単に「人情・人間関係がよくない(排他的)」という選択肢に結びついていただけかもしれない。

 私自身は、いまの岡山に住む前、東京、京都、愛知、長崎にそれぞれ3年〜18年住んだことがあるが、それぞれと比較して、「人情・人間関係がよくない(排他的)」という特徴が岡山にあると感じたことはない。もっとも、私自身は人付き合いを好まない人間なので、「人情・人間関係」を、よいともよくないとも評価できるような機会を持っていない。しいて言えば、いちばん排他的なのは京都(学生には親切だが、地域に溶け込むことは難しい)。言葉づかいだけから比較すれば、確かに岡山弁というのは、若干、乱暴に聞こえるような表現があるかもしれない。私の場合、岡山に来る直前は長崎に住んでいたので、温和な長崎弁とのコントラストでなおさらそのように感じた。

 ま、それはそれとして、地域や職場の人間関係がうまく言っている人は、多少の不便さがあってもその場所に住み続けたいと思うはずである。よって、その反対の「住みたくない」と思う人は、多かれ少なかれ、地域や職場の人間関係に何らかのトラブルがあり、それを避けるために「住みたくない」と答えている可能性が高い。

 次回に続く。