じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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2012年版・岡山大学構内でお花見(36)旧・教養部石碑前のサツキは安全第一?

 昨日に続いてサツキの写真。一般教育棟構内の旧・教養部前のサツキはしっかり刈り込まれていて、庭石や背景の植栽とよくマッチしているのだが、1つだけ気にならないことがある。それは、「安全第一」と書かれた工事用バリケード看板が芝地の真ん中に常置され美観を損ねていることである。この看板は、芝地の上を通行するのを防ぐ目的で設置されているようだが、どうせならちゃんとした柵を作るか、庭石、植栽、池などを造って物理的に通れないようにするなどの工夫をしたほうがよいとは思う。全学の委員会で一度そのことを発言したことがあるが、予算が無いのかその後も、倒れていた看板をちゃんと並べ直した程度で抜本的な改善は見られない。

 ※岡山大学構内の花だよりのアルバム(追記更新型)をLife-Xに公開中です。随時追加していきますので、時たま覗いていただければ光栄です

5月28日(月)

【思ったこと】
_c0528(月)認知症高齢者のQOLと実態(1)

 5月27日(日)は、大阪で行われた高齢者ケアの事例発表・検討の集まりに出席した。昼食休憩の1時間を除いて、朝9時半から16時頃まで、合計28件の発表と意見交換が行われ、大いに参考になった。一般的な学会口頭発表に比べると、厳密さや客観性に欠ける部分も無かったとは言えないが、私はむしろ、こういう形の情報提供のほうが、他の現場に活かせるのではないかと考えている。なぜなら、大勢のデータを集めて抽象的な一般法則化をめざしたところで、現場に応用できることは殆ど見いだせない。一般法則?から導かれるような画一的なケアでは、高齢者のQOL向上は図れないからである。必要なことは、当事者の独自性と個性を尊重し、能動的な行動が着実に強化されるようにサポートを行うことである。であるからして、いろいろな、現場に必要となるのは、

●独自性と個性を尊重し、「事前調査→計画→実施→事後評価」のプロセスを実践した結果、このような成果が上がった(もしくは、うまくいかなかった)

という具体的な事例である。そのような事例はそっくりそのまま別の個人に応用できるわけではない。大事なことは、独自性と個性がしっかりと尊重されているか、「事前調査→計画→実施→事後評価」がしっかりと実践されているかという点を共有することである。そこから先の対応は、当事者と支援者の創意工夫に委ねられる。

 もっとも、今回事例報告が行われた施設は、いずれも高齢者ケアの改善に熱心に取り組んでおられるところばかりであり、それ以外の圧倒的多数の施設では、入居者、利用者のQOLが維持されているかどうかはなはだ心許ない。

 今回の報告の中に、墨汁を誤飲したために書道の道具を没収され、さらに針が危ないということで裁縫道具も没収、転倒防止のためのスタッフが確保できないためにサークル活動に参加できなくなった、というような事例があった。幸いその方は、その後の個別的対応により大幅な改善が実現したが、多くの施設では、安全確保と人手不足という名のもとに、入居者の行動機会と、「行動して強化される」権利が奪われているのではないかと危惧された。

次回に続く。