じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 2月4日の夕刻、東の空に月齢12.0の月が輝いていた。さっそく、時計台の避雷針と重なる位置から、月の串団子の写真を撮ってみた。

2月5日(日)

【思ったこと】
_c0205(日)QOL評価・向上のための複合的多項随伴性アプローチ(5)長期的分析(1)人生のカタチを描く(1)

 昨日までの連載で、短期的分析の概要を述べた。時間的スパンを伸ばしていくということであれば次は中期的分析ということになるが、中期的分析は、短期と長期の複合であり、長期的分析の枠組を示さないと把握しにくい、などの理由から、ここでは長期的分析のほうを先に取り上げることにしたい。

 ここでいう長期的分析というのは、「人生のカタチ」についての大ざっぱな把握である(2011年11月15日の日記参照。) 長期的といっても、将来目標、次世代への貢献、死んだら天国といった部類は、長期的ではなく中期的に分類する。なぜなら、それらは、いずれも、その時その時の行動に間接効果的な影響を及ぼしているからである。例えば、100年後の地球を守るために環境保護運動に参加するというのは、その活動に参加している瞬間として見れば短期的であり、数年後ごとに達成目標を立てて実践していくというのであれば中期的となる。強いて言えば、そういう活動を何十年も継続し、その人の人生のカタチの相当部分を占めていることを話題にする時に限って、長期的分析ということになるだろう。
 左の図(クリックすると拡大)は、「人生のカタチ」の一例。横軸は年齢であり、黄緑色のエリアの中に、「葉っぱ型」の諸活動を埋め込んで活動の束を作るという作業が、長期的視点の概要である。詳しくは次回に。