じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 1月26日の岡山は最低気温マイナス2.9℃、最高気温6.3℃となり、気象庁統計によれば、最低気温はこの冬一番の寒さとなった。気象庁統計によれば、氷点下の寒さは前日22時から当日午前09時まで、ほぼ12時間持続した。なお、1日の平均気温が最も低かったのはこれまでのところは1月25日の1.0℃。26日は1.4℃で第二位の寒さであった。

 写真は一般教育棟構内のヴィーナス池(←長谷川が勝手に命名)。この日は昼すぎになってもまだ氷が残っていた。寒さが続けば、終日結氷するであろう。

1月27日(金)

【思ったこと】
_c0127(金)上野千鶴子特別招聘教授着任記念学術講演・シンポジウム(17)シンポジウム(4)上野氏のリスポンス(1)

 昨日の続き。

 シンポでは、お三方のコメントに続いて上野氏からのリスポンスがあった。上野氏はまず、三氏がいずれもお忙しい中で、通常の専門書の3倍ものボリュームある『ケアの社会学』を熟読していただき、重箱の隅をつつくような質問ではなく、核心をつく質問を寄せられたことを評価された。(←あくまで長谷川による意訳のため不確か。)

 その上で、まず、立岩氏のコメントに関連して、資本主義や資本制についての問い自体が発展途上であり、いま誰が資本制を定義できるのか?というように回答された。また、資本制は市場主義と同じものではない。アンデルセンは、資本主義が他のファクターとの組み合わせでますます多様になっていると指摘しており、比較資本主義、類型論や事例で分析していくしかないということを言われた。(←このあたりは全くの専門外のため、正確には聞き取れなかった。)

 上野氏はまた国家に関連して、徴税と暴力装置と国境管理の3点を挙げられたが、立岩氏のコメントのどの部分に対するリプライであったのかは失念してしまった。

 日本の介護保険に関しては、「共助を制度化した」のは半分であり、国家は再分配の主体、福祉国家論は福祉排外主義云々というようなことも言われたが、このあたりも、全く専門外のため、論点がイマイチ分からなかった。

 次回に続く。