じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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§§ 夕刻、3月23日に東方最大離角を迎える水星が目立つようになった。写真上は3月17日19時前の様子。木星の北2°19′を通過。なお写真下は3月18日早朝に撮影した金星。

3月17日(木)

【思ったこと】
_b0317(木)今回の大地震について思ったこと(6)人の不幸につけこんで悪事を働く奴ら

 昨日の日記の続き。この日記執筆時点でのNHKオンラインの見出し項目は以下の通り。
  • 自衛隊は原発放水再開に向け待機
  • 18日にも外部電源で冷却目指す
  • 原発周辺 風は北西のち南西へ
  • 被災地は氷点下の冷え込み
  • みずほ銀行のATM 復旧せず
  • 東電 18日の計画停電始まる
  • フランス 原発防護服など発送
 海外のメディアが驚嘆しているように、日本国内では、大震災があっても略奪や無法状態は起こっていない。阪神淡路大震災当時に東京支局長として現場取材をした経験をもつニューヨークタイムズのコラムニスト、ニコラス・クリストファー氏は「今回もっと大きな災難の中でも秩序意識を失わない日本人に驚きと敬意を表する」と賛辞を送ったという。

 確かに、このような大震災のあとでは、日本人はお互いに助け合って難局を乗り切ろうとする。周囲の他者よりも多くのモノを要求しない、我慢が美徳という文化は現代日本でもちゃんと根付いているようだ。

 もっとも、略奪や犯罪が少ないというのは海外との比較による相対的なものであって、全くゼロというわけではない。3月14日朝の報道によれば、3月13日17時までに、地震の混乱に乗じたと思われる万引きや、夜間に店のガラスなどを破って侵入する窃盗などが多発。コンビニエンスストアや飲食店、家電量販店から食料品のほかカーナビや現金なども盗まれており、合計で21件の発生があったという。

 このほか、たぶん1万人に1人くらいの割合だとは思うが、人の不幸につけ込んで我欲を満たそうという犯罪者が必ず出てくるものだ。

 まず考えられるのは、被災地との電話がうまくつながらないことを悪用した振り込め詐欺である。普段なら折り返し電話して本人確認をするところであるが、短い会話で「○○銀行の口座に金を送ってくれ」というメッセージが入ると、緊急だからやむを得ないと騙されてしまう恐れがある。

 次にありうるのが、偽募金である。街角の正体不明の募金活動はたまに見かけるが、本当に被災地に送り届けられるかどうかは疑わしい。そういうものはきっぱり無視して、NHK、赤十字、自治体などの義援金募集に応じるべきである。私が利用しているYahooメイルにも以下のような注意喚起があったので転載させていただく。
Yahoo!基金、Yahoo!インターネット募金、Yahoo!カスタマーサービスなどYahoo!の関係者を名乗る者から、東北太平洋沖地震義捐金寄付を指定する銀行口座等に振り込んでほしいなどの勧誘が電話、メール等の方法でなされているようです。当方はそういった行為は一切行っておりませんので、十分にご注意ください。
Yahoo!基金を経由しての緊急災害募金は、Yahoo!トップページから案内されている緊急災害募金ページからのご利用をお願いいたします。


 このほか、さまざまなデマやチェーンメールにも注意が必要である。(こちらこちらに関連記事あり。) 少し前、西日本での節電を呼びかけるチェーンメールが妻の携帯にも届いたそうだが、内容がどうあれ、上記リンクにも記されているように、
チェーンメールは、
  • 情報の出所がわからない
  • 転送を繰り返していく途中で情報の内容が改変されることがある
  • その情報を広めることが必要なくなっても、止めることができない
ため、間違った情報、不確実な情報を拡散してしまうことになる迷惑メールです。

 また、チェーンメールの転送を行うことで、通信ネットワークに対する負荷が上昇し、本当に必要なメールが届きにくくなるという悪影響も想定されます。
といった弊害がおこる。かつての流言デマは口づてで広まったが、いまや携帯メールが一番の道具となりうるので要注意だ。

 大震災のあとでは、人々の多くは善意を求め、善意であると信じたがる傾向が強くなる。99.99%はそれで正しいのだが、残念ながら残りの0.01%は悪人であることに注意を払わなければなるまい。

 次回に続く。