じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 15日からのセンター試験を前に、大学構内各所には受験生を応援する先輩たちのメッセージが張られていた。

1月14日(金)

【思ったこと】
_b0114(金)年末年始のテレビ番組(2)みんなでニホンGO!「流行語スペシャル2010

 ウィキペディアによれば、この番組は、レギュラー放送としては、2010年4月1日から2010年9月30日まで、20回にわたり放送されており、ほぼ毎回録画して視ていた。20回で終了というのはまことに惜しい気がしたが、意外性のあるネタを揃えて視聴率を維持するのはなかなか難しいかもしれない。今回は、2010年の流行語ということなので、マンネリ化に陥ることはなかった。

 流行語というと、ユーキャン新語流行語大賞がよく知られているが、そちらは審査委員会により決定されていた。いっぽう、今回の番組は1万人の投票によるということで、順位はかなり異なっていた。また、年代により、よく知られていない言葉も含まれていた。結果的に選ばれた20語は、
  • 20位 ヒーハー
  • 19位 女子会
  • 18位 そげですね
  • 17位 最小不幸社会
  • 16位 電子書籍
  • 15位 ルーピー
  • 14位 ガラパゴス
  • 13位 粛々と
  • 12位 岡ちゃん、ごめん
  • 11位 〜ぜよ
  • 10位 iPad
  • 9位 無縁社会
  • 8位 パワースポット
  • 7位 なう
  • 6位 ととのいました
  • 5位 AKB48
  • 4位 イクメン
  • 3位 消えた老人
  • 2位 twitter
  • 1位 食べるラー油(1773票)
ということであった。このうち私が(元の意味だけでなく、流行の発端や用法まで)知っている言葉は、「最小不幸社会」(←「不幸最小化社会」のほうが日本語として適切であるという指摘あり)、「電子書籍」、「ガラパゴス」、「粛々と」、「iPad」、「無縁社会」、「パワースポット」、「なう」、「イクメン」、「消えた老人」、「twitter」、「食べるラー油」の12語であり、流行には無関心の私としては、予想外に多かった。番外では、25位の「リア充」は知っていたが、40位の「せんべろ」は一度たりとも聞いたことが無かった。33位の「お祈りメール」は仕事柄よく知っていた。

 もとのランキングに戻るが、「AKB48」というのは紅白か何かに出てくるタレントだとは思っていたが、「アキバ、よんじゅうはち」と発音するのかと思っていた。もっとも、秋葉原に由来しているようなので、全く見当外れということでもなかった。

 第一位の「食べるラー油」は、6文字に漢字、平仮名、片仮名が入り、かつ、「食べる」と「ラー油」の組み合わせが新鮮であると評価されていた。番組では、日本語では「飲む薬」ではなく「飲み薬」というように連用形の動詞で繋ぐのが普通であるが、この原則を破って、「飲みヨーグルト」ではなく「飲むヨーグルト」として宣伝されて売れている商品があることを例に挙げ、「食べるラー油」がヒットした一因であるような説明があった。もっとも、名詞の前に動詞をつけるのだから動詞は連体形が自然。「飲むヨーグルト」は、それまで飲む習慣の無かった「ヨーグルト」()に「飲む」という動詞をくっつけた意外性がヒットしたのであり、今回の場合も、本来食べるモノではない「ラー油」に「食べる」をくっつけたことから、どんな食べ物なのだろうという好奇心がヒットの原因になったように思えた。

】外国では古くから「飲む」「ヨーグルト」があったようだ。2010年8月26日の日記参照。