じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 今年の2〜3月に、時計台前の黒正巌先生像周辺が整備され、そのさい、像の周りに針葉樹4本が植えられた。(2月20日の日記参照。)

 ところが、そのうちの2本は2ヶ月ほどで枯れてしまい、さらに残りの2本も9月までに枯れてしまった(写真上)。その姿があまりにも見苦しいので、学内限定の何でも掲示板に投稿しておいたところ、その声が活かされたのか(あるいは、その投稿とは無関係に決定されたのか)、つい最近になって、新しい樹木に植え替えられた。今回の針葉樹は斑入りとなっており、一代目よりも高級感がある。


11月9日(火)



【小さな話題】

「大草原の小さな家」の第1話を放送開始から35年目にして初めて視る

 テレビのCMを視て注文していたDVD版の「大草原の小さな家」第1号を入手。夫婦でさっそく視聴した。

 ウィキペディアにも記されているようにこのドラマはNHK総合テレビで1975年から1982年まで毎週土曜の18時台に放映され、その後も数回に渡って再放送が繰り返し行われた。二カ国語放送が受信できるようになった頃から、英語の勉強をかねてVHSビデオに何編か録画したことがあったが、いつも、再放送が始まってしばらく経ってからそれに気づいていたため、第1話は一度も視たことが無かった。NHKの放送開始から35年目にしてやっと長寿ドラマの出発点に巡り会えたことになる。このDVD、元の映像を復元する際に何かの問題があったらしく、日本語吹き替え設定にしておいても、時たま、英語の音声と日本語字幕に切り替わることがあった。ま、とにもかくにも第一話を視られてよかったよかった。

 この「大草原」に限らず、テレビドラマというのは、放送が始まってしばらく経ってから見始めることが多いため、第一話に遭遇できるチャンスはなかなかない。そんななか、いろいろ手をつくしてDVDにダビングできたドラマとしては、「奥様は魔女」、「刑事コロンボ(制作順の第一作)」、「宇宙大作戦」などがある。未だに第一話を視られていないのは「逃亡者」、「ひょっこりひょうたん島」、「宇宙船シリカ」などのアニメものなどなど。

 いっぽう、この「大草原」の最終回は何度か視たことがある。といっても、何をもって最終回とするのかは、このドラマの場合難しい。私が視たことのあるのは、ウィキペディアで事実上の最終回とされる「ウォルナットグローヴの町はダイナマイトで破壊される」回、それより前に放送されたチャールズ・インガルスが息子とともに山ごもりして奇跡を体験する回などが、何となく最終回っぽい内容になっていた。「新・大草原の小さな家」はほとんど視ていない。
【思ったこと】
_a1109(火)日本心理学会第74回大会(44)ことばと社会:心理学的アプローチの可能性と問題点(13)心の理解とコミュニケーション 認知語用論と発達心理学(5)

 話題提供の終盤では、「助っ人・欺き課題」という興味深い実験結果が紹介された。これまでの研究によれば、他者を助けるという行為は2歳前後から日常的に見られるようになるという。いっぽう3歳児ではまだ相手を騙すことが難しい。このことをふまえて、標準誤信念課題を改良した「助っ人(Helping)」課題と「欺き(Deceiving)」課題が3歳児、4歳児、5歳児に対して実施され比較された。その結果、標準的な誤信念課題にはパスできない3歳児でも誤信念を持った相手を助けるという行為ができること、しかし相手を騙すことは難しいというようなことが分かったという。もっとも、この研究のロジックと結果のグラフについてはイマイチ理解できない部分があった。紹介された論文を探して再度チェックしてみたいと思う。

次回に続く。