じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 8月24日の日記に記したように、旧・京山ロープウェー公園の観覧車が撤去され、夕日の反射により輝く「光の輪」を見ることができなくなって2カ月近くが経過した。その後何やら工事をしている模様であったが、10月16日の朝になって、観覧車のあったあたりに「光の門」が出現していることに気づいた。

 ウィキペディアの当該項目によれば、
跡地では2010年12月の稼働開始を目指し、産業技術総合研究所と両備ホールディングスが集光型太陽光発電システムを建設することになり、ロープウェーや山頂の遊園施設の解体工事が進められている。しかし、シンボル的存在であった京山タワーは太陽光発電による植物工場に生まれ変わり存続する予定である。
となっており、太陽光発電の設備ではないかと思われる。

10月15日(金)



【小さな話題】

大徳寺高桐院と野際陽子さん

 金曜日に放送された「「ぴったんこカン・カン」(TBS、ホンモノのぴったんこさんはこちら)の中の「野際陽子&浅野ゆう子と行く!!秋の京都満喫ツアー」というコーナーで、いきなり、大徳寺高桐院が紹介されていた。

 高桐院は私の好きな庭園でもあり、最近では2008年の11月下旬に訪れたことがあった。番組によれば、野際陽子さんは20歳の頃にここをよく訪れたということであり、ひょっとして遭遇したことがあるかと思ったが、野際陽子さんのお年は74歳だそうで、私のほうが16年ほど若い。ということは野際さんが高桐院をしばしば訪れておられた20歳の頃は、私はまだ4歳。かなりの開きがある。

 高桐院の紅葉が最も美しいと思ったのは1979年の秋であった。あの頃、テレビドラマの必殺仕掛人の再放送を時々視ており、野際さんは確か「おぎん」という役で出演されていたと思ったが、調べてみると「おぎん」は、野際陽子さんではなくて、野川由美子さんであると判明した。まことに失礼ながら、顔の識別が大の苦手で、かつ、芸能人に疎い私には、お二人のお顔が区別できない。

【思ったこと】
_a1015(金)日本心理学会第74回大会(23)自然環境と心理学(2)自然環境とは何か

 昨日の日記で引用したように、このワークショップの企画趣旨は
自然環境は,いわゆる「癒し」を与えてくれる環境の1つとして多くの人々に好まれている。環境心理学では,こうした自然による癒し効果についての実証的研究も数多く行われている、.... という書き出しになっていた。

 しかし、タイトルや上掲の文章の「自然環境」という言葉については、指定討論者や、フロアからの発言の中でもいくつか疑問の声が寄せられていた。

 要するに、純然たる自然環境というのは、人間にとっては決してフレンドリーなものではない。現代人がたった一人で手つかずの自然環境のまっただ中に置き去りにされたとしたら、砂漠や極寒の地であれば半日、比較的過ごしやすい森林地帯であってもせいぜい2週間生き延びるのがやっとではないか、また常に猛獣に襲われる危険におびえていなければならないものと思われる。

 フロアからの発言の際に私自身からも指摘させていただいたことであるが、今回の話題提供に限って言えば、「自然環境」というのは「イコール、人間・植物関係」と言い換えることができそうだ。また、その場合の植物も、休養林や芝地や都市公園といった、ある程度整備され、人間に都合のよいように造りかえられた自然であると理解したほうがよさそうであった。

 次回に続く。