じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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8月24日(火)

【思ったこと】
_a0824(火)[一般]旧・京山ロープウェー公園の観覧車、完全消滅。もう、あの光の輪は永久に見られない


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 新幹線岡山駅からも間近に眺められ、岡山市のシンボル的存在でもあった、旧・京山ロープウェー公園の観覧車が、2010年8月24日の夕刻までに完全に撤去された。

 ウィキペディアの当該項目にもあるように、遊園地は1956年7月18日にオープンし、長年にわたって岡山市民に親しまれてきたが、経営悪化により1998年9月6日に閉園。その後、おもちゃ王国を全国展開するサンヨープレジャーの手によって、岡山スカイガーデンとしてスタートしたが、施設の老朽化により2007年5月6日限りで完全閉鎖された。

 私自身がこの遊園地自体を訪れたのは、閉園間際の1回きりであり、その時の様子が1998年8月30日の日記にある。その時にも「お化け屋敷つきで遊具乗り放題、ロープウェイ往復料金込みだからといって、大人2400円、小人1900円は高すぎる。閉園の報道でも無ければ、今後も永久に訪れなかったかもしれない所であった。 」と書いたように、何度も気軽に遊びに行かれる入園料ではなかった。経営悪化により閉園を余儀なくされたのは当然であったと言える。

 今回撤去された観覧車は規模は小さいものの、標高約100mの山の頂上に設置されており、日本最大と言われる、葛西臨海公園内「ダイヤと花の大観覧車」(高117m、径111m)をしのぐ迫力があった。(←一度しか乗っていないので記憶はあやふや。) 山自体の高さをうまく利用すれば、ラスベガス・ストラトスフィアタワー並みの絶叫マシンを造ることもできたと思うが、岡山のような地方都市では集客も限られ、いずれは飽きられてしまう恐れが大であろう。

 今回撤去された観覧車の一番の魅力は、ゴンドラ部分が夕日に照らされて、日の入り前のほんの数分間、巨大な光の輪が出現する現象にあった。(2009年3月15日の日記参照。) 但し、光の輪が見える地域は、反射の角度に左右されており、日の入り方向に連動している。私の住むアパートでは、おおむね春分の日の1〜2週間前と、秋分の日の1〜2週間後の時期に限られていた。この珍風景について以前、ナニコレ珍百景に投稿したことがあったが、私のアピールのしかたが下手だったのか、受付担当者が見逃されたのか、けっきょく採用されないままに終わった。私個人の体験の範囲では、これほど素晴らしい珍風景は岡山市内では他にはなかった。しかし、もはや永久に眺めることはできなくなった。

 なお、8月20日夕刻のNHKローカルニュースによれば、撤去された観覧車は東南アジアの某国で再度組み立てられて再利用されるとのことである。ゴンドラの形状が変わらない限り、再利用先でも全く同じような「光の輪」が出現するはずである。現地の人たちをビックリさせることだろう。