じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 しし座流星群極大の朝。

 11月18日(水)早朝は、しし座流星群極大の時間帯となっていた(↓の記事参照)。岡山では前日に13.5ミリの雨を記録したが21時頃からは星空が広がっていた。

 なお、11月17日(火)の岡山は日中の気温が10度を下回り、この冬いちばんの寒さとなった。記録上の最高気温は10.4度であったがこれは午前0時前後からの暖かさが残っていたため。午前09時から21時までの間の最高気温は8.8度となっている。大山のスキー場鏡ヶ成は、一面の積雪。


11月17日(火)

【ちょっと思ったこと】

今年のしし座流星群

 しし座流星群が11月18日朝に極大となるという情報があったので、いつもより30分ほど早く起きて04時40分〜05時20分頃に大学構内を散歩した。この日の夜空は透明度が抜群で、オリオン座の長方形(ベテルギウスとリゲルなどで構成される四角形)の中に20個以上(三つ星と小三つ星を除く)、ぎょしゃ座の五角形の中に10個以上、また、市街地であるにもかかわらず、天の川の位置がぼんやり分かるほどであった。

 でもって肝心の流星のほうであるが、散歩に出かけた直後、北斗七星の右側で金星クラスの明るい流星を1個、これを含めて、しし座より東側の空で合計6個を眺めることができた。2001年の大満足には遠く及ばないが、まあまあの出現頻度であったが、とにかく寒い。最低気温は6度未満となった模様。

【思ったこと】
_91117(火)[TV]実写版「サザエさん」

 各種報道によれば、11月15日に放送された実写版ドラマ『サザエさん』(フジテレビ系)が、20.9 %(関東地区番組平均)の高視聴率を記録したことが16日、ビデオリサーチの調べでわかった。私自身も、この番組をDVDデッキに録画しており、食事時などにじっくりと拝見することができた。

 今回の配役は、サザエさん役に観月ありさ、マスオ役に筒井道隆、波平役に片岡鶴太郎、フネ役に竹下景子、カツオ役に荒井健太郎などとなっていたという。アニメ版の雰囲気を保つためには、サザエ役のほか、カツオ役が重要ではないかと思っていたが、今回の荒井くんは、なかなか適役であったと思う。

 波平役の片岡鶴太郎も適役であったが、どうせなら永井一郎さんご本人が演じてもよかったのではないかという気もする。ふね役の竹下景子さんは、私個人としては『クイズダービー』出演者のイメージが強く、おばあさん役はまだ早すぎるのではないかという気がしたが、実際のお生まれは1953年ということで私より1歳年下に過ぎない。先日講演を拝聴したアグネスチャンさんや、ALWAYS 三丁目の夕日の鈴木トモエ役を演じた薬師丸ひろ子さん、さらに昨日の日記で取り上げたオノ・ヨーコさんなども皆そうだが、私自身を含めて、みな歳を取っていくということなのだろう。

 さて、肝心の内容のほうだが、1本目の「カラーテレビがやってきた!」にはちょっと違和感があった。あの頃、カラーテレビ(Color television) はクーラー(Cooler) 、自動車(Car) とともに3C(新・三種の神器)と呼ばれていたことは事実だが、かつて「ALWAYS 三丁目の夕日」の時代にあこがれの的であった白黒テレビとは異なり、そんなに大騒ぎするほどのものではなかったような気がする。それと、今回のドラマでは室内アンテナの故障がネタの1つになっていたが、一戸建ての家であるなら、たいがいは屋根の上にアンテナを立てていたのではないかという気もした。

 永井一郎が所長をつとめる自動車教習所で、アレカヤシの観葉植物が置かれているのが目にとまったが、あの当時、ああいう植物が普及していたかどうかは定かではない。トラノオ(サンスベリア)はすでにおなじみになっていたと思うが。このほか、プラスチックの鉢や鉢皿が写っているシーンもあったが、あの時代はまだ普及していなかったはずだ。念のためにネットで検索したところ、アイリスオーヤマ社長さんの記事で「同業者が「価格破壊者」と恐れるアイリスオーヤマの最初のヒット商品は、81年発売の園芸用プラスチック鉢だ。」という記述があった。

 このほか、室内の家具や街並み、ゴミ箱などには、昭和30年代頃のかなり古いアイテムが登場していたような気もした。あそこまで古くなかったようにも思えるのだが...。

 実写版ドラマで私が一番注目していたのは、喫煙シーンの有無であった。録画をざっと再生した限りでは、お茶の間での喫煙シーンは全く無し。このことについては賛否両論あるだろう、私自身は無いほうがいいと思っている。今の時代、子どもの前で親が喫煙するのは、子どもに対する重大な虐待行為であると言っても過言ではない。

 なお、3本目の「磯野家にようこそ!」では、産婦人科の待合室のところに灰皿スタンドがいくつか置かれているのが目にとまった。1969年当時であれば、出産を心待ちにしている父親などが待合室でタバコを吸うということもあったのかもしれないが、今の時代なら当然禁煙になっているであろう。

 アニメ版では、それがいつの時代のことかはあまり意識しないが、実写版ともなるとやはり、室内、家具、ガラス戸、塀、さらには観葉植物の鉢皿に至るまですべてにツッコミを入れたくなってしまう。その分、昭和30年代、40年代の懐かしさもある。