じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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2009年版・岡山大学構内の紅葉(9)黄色の楷の木

 カイノキには、時計台横や農学部前にあるような「紅葉タイプ」とは別に「黄葉タイプ」がある。今回は、本部棟近くにある黄色のカイノキ。この日は、農学部収穫祭があり、また、講義室を利用して留学生試験や漢検が行われていたため、大学構内はかなりの人出で賑わっていた。南北通りは大渋滞。

 なお、カイノキで有名な閑谷学校には、2色の樹が並んで植えられている。



11月8日(日)

【ちょっと思ったこと】

たばこ税は喫煙者がゼロになるまでどんどん増税すればいい

 11月8日の朝日新聞社説で

たばこ増税―結果は減収でも大歓迎

という話題が取り上げられた。もともと社説は殆ど読まず、たまに読んでも主張内容に腹を立てることが多いのだが、今回の社説に関しては100%支持できる内容であった。

 喫煙者が彼らの個室内でタバコを吸って結果的に肺がんやその他の病気で早死にされたとしても、そのこと自体は自業自得であってとやかく言うべきではないとは思う。しかし、少なくとも一部の喫煙者は、私の近くで平気でタバコを吸う。大学構内での歩行喫煙や、火のついたタバコを片手に持ちながら自転車を運転する者もあり、迷惑千万だ。このほか、健康増進法が施行されて何年にもなるのに、未だに、灰皿を置いているラーメン屋、ホテル宴会場などがあるのはまことにケシカランと思う。

 そういう諸悪の根源を絶つための最善の方法は、喫煙者をゼロにすることだ。単に増税するだけでなく、タバコの一本一本に製造番号を印刷し、購入時にその番号を記録、ポイ捨てなどの違法行為があった時には吸い殻から所有者を割り出し、1本につき1万円の罰金を科せばよいのではないかと思う。

 休日にちょっとだけ視た座談会番組の中で、あまりにも増税するとタバコの密輸や密造が増えるという意見を述べていた方がおられたがこれはちょっとおかしい。法治国家である以上、密輸や密造は徹底的に取り締まり、厳罰に処せばいいだけのことだ。ま、密造タバコであれば、公衆の面前で大ぴらに吸う人も居ないだろうから、受動喫煙防止という観点から言えば問題はおこらない。このほか、各種喫煙所の灰皿を細かく点検し、密造の吸い殻があればその場所に張り込んで犯人を逮捕するということもできるだろう。

 ところで、この日記で何度が取り上げているが、各種報道で自民党の幹部の会合の様子が伝えられる時にいつも気になるのがテーブル上の灰皿である(参考記事が2005年5月24日の日記ほかにあり)。いくら、政党という私的な会合であったとしても、テレビの取材を受けたり、秘書や事務職員が同席することを考慮するならば、あのような席で、タバコを吸いながら会議をするというのは全く信じられないことである。他の政党の実態やよく分からないが、とにかく、灰皿がなければ会議ができないような何党であっても潰れてしまったほうがいい。灰皿を撤去できないというのは、要するに非喫煙者への心配りができないということであり、そのような政党に政治を任せるわけにはいかない。