じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 2009年版・岡山大学構内のキノコ(12)キノコいっぱい(2)

 7月26日の続き。写真上(A)は、ノウタケもしくはニセショウロの仲間と思われる。大学構内では頻出。写真左下(B)は、7月26日の日記の写真下の2本のキノコが変化したもの。写真右下(C)の形の良いキノコは、オオシロカラカサタケと思われる。


7月28日(火)

【思ったこと】
_90728(火)[政治]マニフェスト論議は長期的視点で(1)

 民主党のマニフェストが発表されたということなので拝見しようと思ったが、7月28日朝の時点では「ファイルが壊れていて修復できませんでした」というエラーが出てダウンロードできなかった。私のパソコンのPDFリーダーが古いためなのか、アクセスが集中しすぎているためなのか、それとも、何らかのサイバー攻撃に遭っているのかは不明。

 ということで、今回は、一般論のみを語ることにしたい。

 このマニフェストの概要は各種報道を通じて紹介され、様々な意見が寄せられているが、私が耳にした限りでは、目先の損得ばかりを気にしているように思える。7月29日の週刊誌広告に、「民主党政権で得する人、損する人」という見出しが載っていたが、この発想も同様。国民の大多数が目先の利益ばかりを考えて、自分が得するからA党支持、自分が損するからB党はダメだなどという基準で投票をしてしまったら日本の将来は危うい。代議制民主主義の欠点として、各政党が数年先の選挙で支持を広げることばかりを優先して国家百年の大計を語れないということを挙げる人がおられるが、まことに正論であると思う。そりゃ、緊急の雇用対策、経済活性化策が最優先課題であることは分かるが、せめて50年先までを見通したプランを立て、そのために必要な施策を講じるべきである。

 先日も某民放で、民主党の「子ども手当」が、バラマキではないかとか、子どものいない家庭では不公平になるといった意見が出されていたが、必要な議論は、誰が得をするか損をするかではなくて、この政策が少子化対策として有効かどうかという長期的な見通しである。子どもをつくる、つくらないは各個人、夫婦の自由であるし、中には子どもが欲しくてもその願いが叶えられないという家庭がある。そのことは重々承知の上で、とにかく、日本の国の将来を考えた時には、急激な少子化現象を改善し、適正規模の年齢構成を持続させていくことが必要である。手当がもらえるから嬉しいとか、もらえないから反対だといったポピュリズムに迎合してはならない。

 高速道路無料化や暫定税率廃止は、私個人にとってはありがたい話ではあるが、地球規模の長期的視点に立って考えた時には、環境問題への配慮を優先しなければならない。マニフェストの詳細は拝見していないが、例えば、電気自動車に限って無料化にするとか、鉄道運賃をすべて無料にするといった対策のほうが望ましいという気もする。

 財源論議については、素人の私にはよく分からないことが多いが、少なくとも、現時点での財源と、将来見込まれる収入、さらには、財政上の数字には表れない「借金」、例えば、環境対策が不十分であることによって温暖化が進み、それによって生じる水没や異常気象がもたらす災害が増えれば、これは結果的に、将来に借金をすることを同じ意味になる。

 ということで次回に続く。