じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 2009年版・岡山大学構内でお花見(55)ハナザクロ

 ザクロの園芸品種であり、実がならない。この時期は花びらが落ちて、赤い絨毯が敷かれたように見えている。


6月18日(木)

【思ったこと】
_90618(木)[心理]ゴミの不法投棄はなぜ起こるか(9)

 6月12日に放送された、

たけしのニッポンのミカタ!:ゴミ大国ニッポン!列島がごみで埋まる日

という番組についての感想の続き。

 番組の初めのほうで、北野大(まさる)教授から「日本最大のゴミは何か?」というクイズがあった。2007年の統計によれば、日本で排出されるゴミの量は4億7054万トン、このうち家庭からのゴミは7000万トン。しかし、それらを遙かに上回る12億7020万トンもの「ゴミ」として炭酸ガスが排出されているというのであった。但し、二酸化炭素は気体であるため、法律上のゴミには当たらない。

 6月14日の日記にも述べたように、私は、環境問題においては、
  1. いつの時代、どの地域においてもゼッタイに悪いこと
  2. 現在の地球環境のもとでは望ましくないこと
  3. 科学技術の水準に依存して善悪の基準が変化する可能性のあること
というように、善悪の基準にもいろいろなレベルがあり、批判的思考のもとにこれらを区別して検討していく必要があると考えている。炭酸ガスや、それが原因とされる地球温暖化は確かに切実な問題であるが、有機水銀やポリ塩化ビフェニル(PCB)、環境ホルモンなどの汚染物質とは分けて考えられるべきである。但し、炭酸ガスの排出を数値目標をたてて削減していくことは、それ自体の意義ばかりでなく、結果として、環境全体の保持には役立っているように思う。とはいえ、原子力発電に伴う放射性廃棄物、太陽光発電設備や電気自動車が古くなって捨てられた時に環境に与える負荷などは総合的に考えていく必要があるだろう。

 北野教授の「講義」の後半では「汚染者負担の原則」についての解説があった。このことも大切な考え方であると思う。この原則も、昨日取り上げた「もったいない」もそうだと思うが、消費拡大による景気拡大というような右肩上がりの成長を前提とした経済モデルではなかなか軌道に乗りにくいところがある。本質的には、循環型社会を維持できるような生産・消費のしくみを確立し、それらのサイクルに寄与するような職種を増やして雇用の創出をはかっていくことがぜひとも求められる。

 ということで、ひとまずこの連載は終了。なお、岡山市北区・福居バス停付近のごみステーションでの定点観察は今後も続けていく予定である。