じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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§§ 夜明け前の絶景ポイント。

 毎朝5時半頃に散歩に出かけているが、春分の日に近いこの時期は、東の空がすでに明るくなり、少し前までの星空の代わりに、夜明け前の「絶景」を楽しめるようになってきた。写真は上から、
  • 農学部農場の田んぼ越しに眺めるケヤキ
  • 農学部東西通りのイチョウ並木
  • 農学部の畑越しに眺める半田山



03月14日(土)

【ちょっと思ったこと】

画像化論文のPDF化、その後

 3月10日の日記で、印刷された論文・資料をスキャナで読み込み、PDFファイル化して保存し、PDF編集ソフトで閲覧しながらコメント等を書き込むというスタイルに移行する計画について書いた。

 印刷媒体をPDFファイル化するための最も手っ取り早い方法は、GT-D1000のように、スキャナで読み込んだ文書からそのままPDFファイルを生成する機器を使うことではないかと思うが、私のところにはそのようなものはない。それと、事務系とは異なり、私のところではそれほど頻繁にPDF化を必要としているわけではなく、また取り込んだ画像をHTMLやパワーポイント資料として活用する必要もあるため、自動的にPDF化するよりはいったん別形式の画像ファイルとして保管しておいたほうが便利であると考えている。

 スキャナで読み込んだ文書は、いろいろな方式で保存できるが、私の場合、従来より、写真画像はJPEG形式、文字や線画主体の文書はGIF形式というように決めてきた。印刷された論文の場合は、文字・線画主体なので、当然、GIF形式ということになる。

 土曜日、さっそく、こちらにネット公開している論文のうち、20年近く前に刊行し印刷媒体でしか保存されていなかった論文2編をPDF化してみた。従来、ページごとにGIFファイルで公開していたものを、PDFの1本のファイルに結合したのが以下の2編である。  これらのファイルのサイズはおおむね870KB前後となっている。PDFというと、かつてネットの接続形態がナローバンドだった頃、あるいはパソコンの処理速度が遅かった時代には、読み込みに時間がかかる、読み込んでも重い、といった問題点があったが、今の時代、870KB程度であれば、大サイズの写真1枚と同じ程度であり、まず問題は生じないと思われる。

 ところで、今回のPDF化では、JUST Suiteに搭載されていたJUST PDF(作成)を使用したが、当初はうまくPDF化ができなかった。いろいろ試してみて初めて気づいたのだが、じつは、私がこれまでに作成していたGIFファイルは、大部分が、古い規格(GIF87a)になっていたのである。この古い規格のままで当該ソフトを起動すると、一部またはすべてのファイルで変換を失敗したり、結合に膨大な時間を要するなどの問題があることが分かった。それらのファイルをいったん「花子フォトレタッチ3」で読み込み、再保存したところ、「GIF89a」規格に置き換えることができることが分かり、再保存後のファイルでPDF化したところ、すべてのファイルを1本のPDFに収録することができるようになった。「GIF89a」規格では、作業時間はほんの1〜2分。実用性を満たしていることも確認できた。

 これまで表示や編集には何の問題がなかったため、GIFの古い規格を使っていたことには全く気づかなかった。ちなみに、扱っているGIFファイルが「GIF87a」規格であるのか「GIF89a」であるのかということは、当該ファイルのプロパティ(右クリックして表示できるヤツ)情報には現れないようである。当該ファイルを、MIFESなどのエディタにぶち込んでバイナリー表示すれば、ファイルの先頭にそれらの文字列が含まれているのですぐに判別できるが、あまり一般的な方法とは言えないなあ。