じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 1月10日、西の空に沈む金星(写真上)と、1月11日朝に西の空に沈む満月(写真中)。写真下は満月が沈んだ直後の写真。金星のほうは1月15日06時に東方最大離角となるため、かなり遅くまで西の空に見えている。また今回の満月は1月11日の12時27分。前日が最近となっているため、大きめの満月。なお、この月は、1月26日に新月となり、ボルネオやスマトラでは金環食が見られる。その次の日食が7月22日の皆既日食。



01月11日(日)

【思ったこと】
_90111(日)[一般]地デジ移行のウソホント(8)まとめ

 この連載の最終回。

 2011年7月24日の地デジ完全移行に関して、現時点までに私が理解した範囲のことをまとめると以下のようになる。
  1. ブラウン管型のアナログ専用テレビを薄型テレビに買い換えた場合のメリットは画面が高精細であるという一点に尽きる。
  2. 地デジ対応の録画機(DVDデッキなど)を購入してアナログ専用テレビに繋げば、録画機経由で地デジ放送は受信できる。データ放送も利用できる。
  3. アナログ専用の録画機や、CPRM非対応のディスク(DVD-RやDVD-RW)は、地デジ番組の録画には使用できない。
  4. 従来型のパソコン内蔵/外付けのDVDドライブはCPRM非対応のため、地デジ番組を録画したディスクを再生することができない。
  5. 地デジ録画機の出力端子とアナログ録画機の入力端子を繋げば、地デジで録画した番組をアナログ型に移し替えることができる可能性がある(未確認)。但し画質は、従来のアナログの画質モード程度。
  6. NHK教育などで放送された教養番組の一部は、ネット経由で安価に視聴できる可能性がある。
 各種報道によれば、総務省が2007年8月にまとめた移行計画には、完全移行後もアナログ専用テレビでデジタル放送が視聴できるような安価なチューナーが「2年以内に5000円以下で」手に入る環境を整える方針が盛り込まれているという。しかし、この種のチューナーは、アナログテレビ自体が壊れてしまえば、それこそタダの箱になってしまう。地デジ対応録画機であれば、テレビが壊れても引き続き利用できるので、このほうが遙かにお得であると思う。

 このほか、この連載をまとめるにあたって大きな問題点であろうと思うのは、やはり、コピー制御(CPRMや、B-CASカード)であろう。ウィキペディアの「B-CASによる機器認証」項目によれば、
...地上デジタル放送では災害情報番組など一部を除き対応機器にB-CASカードを挿入する事が必須になり、挿入しないと視聴などが不可能になった。
ということであるが、私が素朴に疑問に思うのは、単に地デジ番組を受信するだけで録画には関心が無いという人までが、なぜ受信の段階でコピー制御の制約を受けなければならないのかという点である。ネットで得た情報によれば、日本国内で地デジチューナーが安価に製造できないいちばんの理由は、B-CASカード認証を組み込むためのコストアップであるという。このことが地デジ普及の最大の障壁になっているという指摘には、私も同感である。なお、ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズという会社についても、ネット上では、会社の実態、経営の透明性、一私企業による独占性などについて批判の声が上がっているようだ。




 いま上に述べたのは、受信段階でなぜコピー制御の制約を受けなければならないのかという点であったが、2009年1月9日の日記でも述べたように、私自身は、録画段階であっても、個人使用の範囲でのダビングをする行為に制約をかけることは望ましくないと考えている。もちろん著作権保護は大切なことだとは思うが、それは別の形で取り締まれば十分に防げるはずだ。
そもそも、無断でダビングして海賊版販売で金儲けをしようとするような行為は、必ず、外に漏れるものだ。なぜなら、金儲けするためには何らかの形で、不特定多数に宣伝広告を発信しなければならないからである。であるからして、そのような販売行為を厳罰化すれば十分に防げるはずであり、それでもなお闇取引が横行するということであれば、おとり捜査を導入すればよい。例えば、クチコミサイトやメイルなどで、海賊版を販売するサイトが発見された時は、おとり捜査官がわざと契約し、海賊版の受け渡しの証拠を押さえた上で摘発すればすむはずである。
 それでもなお著作権侵害を恐れる人(作品)は、最初からテレビに出なければいい。テレビに出ることはその人(作品)の宣伝にもなっているはずで、ダビングされたからといって直ちに損害になるとは思えないのだが、最終的には、それらのメリット・デメリットを天秤にかけたうえで、相応の出演料を受け取って出演するか、もしくは出演を一切拒否するのかを決めればよいだろう。

 このほか、人気映画などは有料放送のみで配信すればよい。とにかく、大多数の番組は、ダビングされたからといって被害を受けるような内容とは思えないし、そもそもダビングしようとさえ思わない。繰り返し言うが、金儲け目当てのダビングは別の形でいくらでも取り締まれるはずだ。

 なお、我が家に限って言えば、当面、薄型テレビを購入するつもりはない。高精細画質は魅力ではあるが、そういう番組を毎日長時間視るほどの時間的余裕はない。帰省した時にでも海外の自然風景取材番組を視ればそれで十分。また、すでに述べたように、私の場合、DVD-Rにダビングした番組をパソコンのDVDドライブで再生しながらWeb日記を書くことが多いので、CPRM対応録画では用はなさない。アナログ放送が続く限りは、アナログ型で受信しダビングを続けることになるかと思う。