じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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2日連続で入道雲と虹を見る

 7月29日の岡山(岡山県岡山市)は、前日の雷雨による急激な気温低下と、当日が曇りがちであったせいか、最高気温が34.4度、最低気温は24.6度となり、猛暑日と熱帯夜の連続記録がそれぞれ途切れた。

 そうは言っても暑いことには変わりない。前日に引き続き、午後には入道雲が発生し、記録には残らない程度の弱い雨が降った。その直後には、小さな虹も確認できた(写真下)。



7月29日(火)

【ちょっと思ったこと】

クマゼミは何時から鳴き始めるか(3)

 昨日の続き。7月30日(水)はよく晴れており、5時半ちょっと前に北東の空から日の出直後の強い日射しが射し込んできた。しかし、その時点ではクマゼミはまだ鳴いておらず、5時35分頃になって、ケヤキの木にとまっていた1匹がショボショボと鳴き始めた。本格的なセミしぐれは6時すぎになってからであった。大合唱の始まる時刻は、一昨日の27日は5時35分頃から、昨日は6時半ころからとなっており、その日の朝の気象条件によってかなりの変動があるようだ。引き続き観察する予定。





「全知全能」及ばず

 各種報道によれば、スイスのジュネーブで7月21日から開かれていたWTO・世界貿易機関の閣僚会合は29日大枠合意に向けた大詰めの協議を行ったものの利害の対立は解けず、日本時間の30日未明に決裂したという。

 このことで少し前に気になったのが、こちらのニュース記録にもある、

若林農水大臣
「全知全能を尽くして理解を求めていくしかない」

というご発言である。私自身は、これは「全身全霊」の誤用ではないかと思っていたが(こちらに詳しい解説あり)、『新明解』(第6版)を改めてめくってみると、確かに1番目の意味は

何でも知っており、何でも出来ること。「〜の神」

という意味だが、2番目の意味として、

その人の持っている、すべての力。「〜を傾ける」

という意味も挙げられており、少なくとも『新明解』では誤用とは見なされていないことが分かった。

 「全知全能」というように決意表明されても、何となく胡散臭いように思えてしまうのは、おそらく、1番目の意味を背景として、あっ、「この人は自分のことを全知全能の神のように自惚れている」という悪いイメージが植え付けられてしまうためであろう。それでもまだ、努力が成功した時には賞賛されるが、失敗に終わると、「あっ、なんだ。この人の全知全能はこの程度だったのか」と目も当てられない事態に陥ってしまう。

...と思いつつ、あれ、これと同じことはだいぶ昔に書いたことがあるぞと思って検索したところ、2005年10月5日の日記で、原辰徳氏の会見に関連して言及していたことが分かった。うーむ、私の記憶力はもはや全知全能ではないなあ。でも、「前に書いたことがあった」と思い出せただけよしとするか。