じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡山大学構内の紅葉情報の第23回目(2007年12月12日)。紅葉と言っても、もはや落ち葉ばかり。写真左は、岡大西門近くの座主川沿い、写真右は、文法経三学部構内の西南角地で、かつて旧・将校集会所があったところ(1998年12月11日の日記参照)。勢いよく茂っている緑色の草は、ヒガンバナ。



12月12日(水)

【思ったこと】
_71212(水)[心理]学士教育課程のコンセプト(6)「クリッカー」の威力(1)

 3番目の講演は、リモコン学生応答システム「クリッカー」に関する内容であった。クリッカーというのは、テレビのリモコン型のキーパッドであり、現在国内で市販されているものは12個のキーから数字、アルファベットなどを入力することができる。無線LANに近い領域の電波が使われており、
  • 60m離れた場所でも受信可能
  • 比較的大規模な講義で、学生からの個別の応答を同時に受信できる
といった特徴を備えている。

 ネットで検索したところ、こちら

●米国教育者の注目を集める「クリッカー」--授業の双方向性を促進

というタイトルの2008年8月8日付け記事があった。

 私自身は、「クリッカー」という言葉は聞いたことがあったが(←但し、ペット動物の「クリッカートレーニング」とは全く別物)、実物を手にとって模擬授業を体験するというのは初めてであり、大いに参考になった。

 このクリッカーは、ひとくちで言えば、授業中に四択などのクイズを出し、受講生が一斉にボタンで回答すると、選択肢別の回答比率がパワーポイント画面にグラフで表示されるというような使われ方をする。

 しかしそれをどのように活用するかは、教員の腕次第である。従って、クリッカーが大学教育に有用かどうかという一般的な議論はできない。どういう場面でどのように使えば有効であるか、その場合の費用対効果をどうみるか、また、そのことによる弊害は無いかということが考慮対象になるかと思う。

 次回に続く。