じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真]

 夕食後の散歩時、久しぶりに月が見えた。月齢は11.4。薄雲に街の明かりが反射して空全体が明るい。



6月26日(火)

【ちょっと思ったこと】

「チボリ名称」の裏技

 各種報道によれば6月26日、倉敷チボリ公園を運営するチボリ・ジャパンの株主総会が開かれ、来月にせまったデンマークとの契約期限切れに際して、「チボリ」の名前を使わないことも視野にいれるという考えが坂口社長から明らかにされた。名称使用契約上、継続して使用することは法的には問題ないが、「場合によっては今後、訴訟や外交問題に発展する恐れもある」ということで検討が続けられる模様だ。

 私個人は、そもそもチボリの開園自体には無理があったと思っているが、1998年12月22日その翌日の初チボリ&連チャン以来、何度もここを訪れており、思い出もたくさんある。できれば、現状に近い形で存続してほしいと願っている。

 でもって、「チボリ」が使えなくなった場合の新名称だが、常識的なところでは、「くらしきアンデルセンランド」(←「アンデルセン」という個人名を使えるかどうかは不明)、「くらしき北欧公園」などが考えられるが、どうしても「チボリ」を残そうとするなら、こちらと提携し、温泉ランドを併設して、宝塚チボリ付属・くらしき温泉なんていう裏技も考えられるかも。なお、リンク先の宝塚チボリは一度だけ利用したことがあるが、温泉施設は相当なもの。詳しくは2006年9月4日付け・楽天版じぶん更新日記をご参照ください。

【思ったこと】
_70626(火)[一般]COOPブランドの安全性はどこへ行った?

 北海道苫小牧市の食品加工卸会社ミートホープが偽の牛ミンチを出荷していた問題が大きく取り上げられているが、その偽装ミンチを使った「牛肉コロッケ」を販売していた日本生活協同組合連合会の構造的な問題にも目を向ける必要があると思う。6月25日付けのアサヒコム記事によれば、
日本生協連は、商品30品を外部検査機関に送り、DNA鑑定。その結果、すべての商品に豚肉が混入されていた。「牛」がまったく検出されない商品もあった。

 幹部は「生協ブランドを信頼してくれていた組合員を、結果的に裏切ってしまった」と、肩を落としている。
ということだそうだ。

 COOPブランドというと、単に値段が安いということだけでなく、安全性について生協独自に点検が行われ、品質が正確であり、不必要で有害な添加物を取り除いているというイメージがある。しかし、今回の発覚から明らかになったように、どうやら、生協は、CO・OP牛肉コロッケの使用原料について、これまで独自の検査を一切行っておらず、メーカーに丸投げしていた模様である。

 私の家でもこれまで、ハム、ウインナー、ベーコンなどの加工品については、いくらか安全であろうと考え、近くのスーパーではなく、車で20分ほど先の生協まで買い出しに行っていたが、これでは、何がCOOPブランドなのかと言いたくなる。

 ネットで検索したところ、偽装ミンチ問題に見える 生協ビジネスモデルの分岐点という記事が目にとまった。時代の流れだろうか、最近の生協(←ここで言う生協は、日生協系)は、消費者運動などには無関心で、なりふり構わずビジネス拡大に乗り出しているような印象を受ける。私の住んでいる地域の生協でも、何年か前からポイントカードを導入しているようだが、生協への信頼性が確立しているならば、ああいう常連客囲い込みみたいな姑息な手段を使わなくても、組合員(←お客ではない)の利用結集がはかれるはずだ。

 そういや、大学生協の食堂で出されている野菜類には輸入品が多いと聞くし、売られている弁当も(パッケージ自体は環境に配慮しているというが)中味は製造業者丸投げのような気がするなあ。

 なお、我が家ではグリーンコープにも加入しているが、こちらの情報によれば、これまでのところ問題は無さそう。これを機会に、どういう経緯でグリーンコープが誕生したのか、どういう運営形態になっているのか、調べてみようかと思っている(←ウィキペディアの当該項目では、「削除提案中」となっているようだが)。