じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真]
 図書館前の針葉樹(たぶん、カイヅカイブキ)にサークル勧誘の看板が立てかけてあったので、樹木をいためつけるのはケシカラン(←4月6日および4月9日の日記参照)と考え、さっそく地面に倒してやった。

 ところが数日後、再び、同じ位置に同じ看板が立てかけてあったので、「風で倒れた」あるいは「嫌がらせで倒された」と誤解されては困ると思い、4月6日の日記を印刷して赤テープで貼り付けてから(写真左側)横倒しにしておいた。

 真意が伝わったのだろう、その後看板は、写真右のように、別の場所に移設されていた。元の場所に比べると目立たないようにも思えるが、ま、樹木をいためつけてはいないので好感されるかもしれない。ちなみに、かつて、当該サークルの主将だった男子学生が私のゼミで卒論研究に取り組んでいたことがあった。卒業後は地方公務員として立派に活躍していると聞いている。



4月12日(木)

【ちょっと思ったこと】

雑学番組で「じぶん更新」

 夕食時にたまたま「最強芸能人雑学王No.1決定戦SP」という番組の一部を視た。大部分は、私が答えを知っているようなクイズばかりであったが、新たに得た雑学的知識が4つほどあった。

 1つ目は、横断歩道の模様。かつては道路に直角になるような横線が2本引かれていたが、現在は縞模様だけになっている。横線が廃止された一番の理由は、横線があると降雨時に水がたまりやすく、スリップ事故の危険が高まるからということであった。外国のZebra crossingでも、ほぼ同じ模様になっているようだ。

 2つ目は、非常口の誘導灯のデザイン。クイズに関係した部分をウィキペディアの当該項目を一部転載させていただく。
白地に緑のものと、緑地に白のものの2種類がある。白地に緑のものは「非常口がある方向」を示しているにすぎず、緑地に白のものが「非常口そのもの」を意味する。緑に白は真っ直ぐ向かう価値があるが、白地に緑のものは必ずしも近くに出口があることを意味していない。 なお、非常口のピクトグラムのデザインはほぼ世界共通であるが、その発祥は日本。


 3つ目は、ローストチキンの骨の部分に銀紙が巻いてある理由。手を汚さないためでなく、骨の断面を隠すためだそうだ。よって、あそこをもってかじりつくように食べるのはマナー違反になる。

夕食後の散歩に出かけたので、残り部分はDVDに録画しておいた。残り部分を視て気づいたことがあれば、後日、追記しておくことにしたい。





野球は個人対決の格闘技ではない

 大リーグ・レッドソックスの松坂大輔投手が11日、地元・ボストンで行われたマリナーズ戦に先発し、イチロー選手と直接対決したという。対イチローではノーヒットに抑えたものの、3失点で負け投手になった。

 民放がこの「ニュース」をどう取り上げようが勝手だが、受信料を強制的に徴収しているNHKが、このことに多大な時間を割くのはゆゆしき問題である。全く偶然かもしれないが、12日の夜22時前にたまたまNHKのスイッチをいれたら、この話題ばかり。2者の対決シーンのほか、インタビューやら長谷川滋利氏の解説を流していた。また、翌朝も、「モーサテ」を見終えてNHKにチャンネルを合わせたら、またまた大リーグ。少なくとも朝6時37分から6時40分すぎまでは、この話題のみであった。

 このWeb日記で何度も取り上げているが、NHKはその性格上、民放では決して放送できないような番組(災害時の速報、国会中継、採算のとれそうもない教養・教育番組など)を主体に扱うべきであって、松坂がどうした、イチローがどうしたなどというニュースはすべて民放に委ねればいい。このことについていっこうに改善が見られないのはまことに残念である。

 もう1つの問題は、大リーグの野球を、日本人選手の個人的な活躍ぶりに矮小化して伝えている点。これもWeb日記で何度か指摘していることだが、野球というのは本来、チームとしての活躍が醍醐味となるスポーツであって、選手個々人の記録や、個人間の対決などというのは二の次。試合の流れによっては、敬遠もある。大差がついている時はわざわざ勝負球で三振に打ち取る必要はない。とにかく、チーム全体の戦いぶりと、その中での個々の選手の貢献や連携を正確に伝えるべきだ。

 昨日のレッドソックスvsマリナーズ戦にしたって、野球として楽しむのであれば、まず第一に7回までレッドソックス打線をノーヒットノーランに抑えたマリナーズ先発のフェリックス・ヘルナンデス投手の快投を称えるべきであるし、捕手・城島の活躍にも目を向けるべき。